小山慶太「光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か」

 題名のとおり、ニュートンとアインシュタインが光と重力をどのように考えたかという本である。全体として面白かった。特にニュートンの時代までの変遷が面白い。そして公然の秘密ではあるが、やっぱりニュートンの一番の興味は錬金術にあったようだ。アインシュタインの話は当然ながら光速度不変から始まり、特殊相対性理論から一般相対性理論に進むわけだが、あまりにも数学の知識がないので、式の意味することがわからない。ニE=MC*Cは、誰でも読めるが、偏微分方程式やテンソルがわからないと重力の場の方程式が何を意味するのかわからない・・・。

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アガサ・クリスティー「アクロイド殺し」

 ちょっとしたきっかけで読んでみた。

 「アクロイド殺人事件」という名前もずいぶん昔から聞いたことがあるが、ミステリーは江戸川乱歩何も一切読まない人なので、ミステリーもアガサ・クリスティーも初めて。「オリエント急行殺人事件」は映画はTVで見たことがある。TVでは「名探偵ポアロ」は見ていた気がする(刑事コロンボも)。
 文庫本とはいえ440ページもあるので、飽きるかなと思ったが、さすが。わくわくドキドキということはなかったが、ずるずると牽き込まれて、なるほど、これは映画やドラマなど映像化は難しいな、と最後に思った。

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真貝 寿明「ブラックホール・膨張宇宙・重力波~一般相対性理論の100年と展開」

 面白かったがたぶん半分くらいしか理解できなかった。
 特殊相対性理論は比較的簡単だったが、一般相対性理論は難しい。とりわけ「ブラックホールで見る100年」はほとんど理解できなかった。したがって、それに続く「宇宙論」もよく分からない。最後の「重力波で見る100年」も本当は理解できていないが、解説が比較的平易なので、とりあえず読んだ、という実感を持って読み終わることができた。
 一般相対性理論が難しいというのは聞いていたが、やっぱり難しい。
 まあ、一般相対性理論を理解できなくても、GPSを使うことはできるのでいいか。

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京浜急行スゴすぎ謎学 かなりユニークな電鉄のフツーじゃない魅力のすべて!


 実家は京浜急行の沿線。中学は線路の脇だった。金沢八景の東急車輛(当時)から甲種輸送されるゼロ系新幹線を授業中に見たこともある。高校は横浜。通学路線による学生の暗黙のランキングは、東急東横線を筆頭に、田園都市線、横浜線と続き、最下位が京急。高校2年の時に地下鉄が出来たので京急とはさよなら。大学は東横線だった。
 そんなわけで実家の地元を走る路線ながら、京急は縁遠い存在になった。
 が、品川や秋葉原に行くのはやっぱり京急。東海道線や横須賀線には負けない。

 最近は、羽田空港というドル箱を抱えて、京急らしくないセンスを感じるが、やはりそこは昔からのこだわりの京急。先頭車は必ず重いモーター車でATSの検知ミスをなくして、いち早く信号切替。横浜すら飛ばして品川から上大岡一直線のウイング号。そして何よりも私鉄で最初にCTCを導入しながらもポイント切り替えはすべて 人力で、事故や遅れ発生時の「逝ってこい」運転による早期回復。残り少なくなったドレミファインバータなど、YOUTUBEアップ率はおそらく私鉄随一。
 そんなこだわりのちょっと変わった京浜急行の秘密と魅力を解き明かす。

けっこうおもしろかった。

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アインシュタイン、インフェルト「物理学はいかに創られたか」


 アインシュタインがニュートン以前から相対論、量子論までの流れを語る。前から、読みたかったので図書館で借りたら、昭和30年代のもので紙も印刷も悪くておまけに文字も小さくてほとんど読めなかったので、新しめの中古本を購入。
 ある仮定のもとである現象を説明していくと実験結果と合わなくなることがある。それを先人たちはどのように打開していったのかが平易な語り口でよく分かる。真空中に様々な力を使えるために「エーテル」がいかに発案されいかに捨てられていったかとか、質量はエネルギーということあたりがよくわかる。相対論から量子論に行くあたりになるとよく理解できなかったが、全体としてはわくわくしながら読める。

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dマガジンvs楽天マガジン

古参?のdマガジンと2016年8月参入の楽天マガジンの2つのサービスの試用(無料期間1か月)に加入して、全く個人の趣味で比較してみた。価格と参加雑誌数では楽天に分があるのはよく知られるとおりであるが、自分的に読みたい雑誌があるか、操作性、見やすさはどうかなどを比較してみた。

こちら

 結論から言えば、一部のフォントで見にくい部分があるものの、見たい雑誌の収録具合とPCブラウザの対応でdマガジンに一日の長あり、月額20円の差額をカバーできると考えた。
 まあ、トライアル期間はまだ3週間近くあるので、もう少しいろいろ見てみたい。

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三匹のかいじゅう


 かいじゅう、とは椎名誠の3人の孫のことである。
 まあ、いいおじいちゃんになった椎名誠と孫をめぐるエッセイであり、ある意味椎名らしさが全くないリア充の話である。
 個人的には孫はもう望めないので、こういう話は複雑でもある。

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Googleの真実


 非常に面白い。が、たしかに長い・・・。

 Googleのふたりの設立者が操業し、検索を極め、その他のサービスを含めて巨大企業になり、追いかけられる立場になり、個人情報保護の問題や中国政府との関係、SNSでの失敗など2011年までの歴史を内部からまとめたもの。
 これを読むと、「広告ってそんなにもうかるのか」ということや「Googleがなんで自動運転の自動車に参入するのか」とかよく理解できる。
 マイクロソフトとは全く反対の設立者の性格や会社の性格。ハーバードに入るよりも困難な会社、24,000人の企業になっても創業者が新人採用の最終可否を決める会社。マスコミ向けプレゼンにはローラーブレードを履いた二人が登場する。
 日本ではやはりありえない会社だとわかる。

 アップルともマイクロソフトとも違う巨大企業・・・。

 検索の方法を探っていた当初には「アルタビスタ」なんていう懐かしい名前も登場。

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泉麻人「僕とニュー・ミュージックの時代」

 この本は著者が持っているアナログLP30枚にまつわるエピソードを綴ったものだが、当時どんな深夜放送を聞いていたかの違いが3学年という年齢差以上に音楽の趣向の方向を決めるなあ、という感じである。
 オールナイトニッポンやパックインミュージックは聞いていたが、聞いていた曜日が違うし、大滝詠一のナイヤガラは聞いていなかった。だから一時期の大滝ブーム(松田聖子「風立ちぬ」や太田裕美「さらばシベリア鉄道」の頃)もあまりピンとこなかった。
 というわけで当時(も、今も)知らないミュージシャンも多いが、この部分は同じだな、と思える部分はそこそこある。

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泉麻人「還暦シェアハウス」

 泉麻人の小説はエッセイに書く題材、多くは昭和レトロ的な趣味の世界を広げたもので、本作の主人公も虫好きだったり、小説に登場するエピソードも読者年齢を想定しているようだ。エッセイストが書く小説なので期待して読んだわけではないが、最後のドタバタ感が良くなかった。そこまではそこそこだったので残念。

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