「海街diary」

「海街diary」は、AMAZONプライムでみた。

「万引き家族」を観るかどうか少し悩んだのは、同じ是枝監督のこの映画のせい。
 「。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝いた」作品だそうだが、綾瀬はるか、長澤まさみと夏帆、広瀬すずと美人女優を眺めるにはいいけど、リリーフランキー、樹木希林といつもの俳優たちに少し食傷。物語も、ここで終わるか、でも2時間だとちょうどいい区切りか、というような印象。さわやかではある。
 綾瀬はるかと長澤まさみ、ふたりとも片や映画、片やTV、片や映画で「世界の中心で愛を叫ぶ」のヒロインをやっているが、そのイメージはずいぶん違うなあ。綾瀬はるかはNHKドラマ「精霊の守り人」バルサの印象が強いので、か弱い嬢様役はできなそうで、本作でも強い長女を演じている。

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「万引き家族」

「万引き家族」見てきた。
土曜日の夜の時間でも、いつもなら映画館と同じ階の駐車場も半分くらいしか埋まらず、シアターホールに入っても、観客は中央の見やすい場所に1割くらいしか入っていないが、車の込み具合、ホールの入りを見ても人気映画とわかる。
 是枝監督が描くのは「そして父になる」では「家族」。今回もどうも家族らしい。
お涙頂戴だったらいやだなあと思ったが、そういうところはなかった。

樹木希林は昔の記憶だとお笑いに近いが、最近はキーになるいい役をやる。

最近ニュースで見聞きすることが多い、今の日本の深い課題を、2時間でまとめ、しかも映画としては、どんでん返し感を感じられる、凝ったいい映画だと思う。

しかし、是枝監督の映画は俳優がたいてい同じなのがどうも・・・。
リリー・フランキーに過去見た映画の役がいろいろ重なる。

P.S この映画の舞台は東京の下町、最近はスカイツリーを写すことで簡単に表示できる。バス停のシーンは下町らしさがない見覚えのある広い道路だった。リリーフランキーが新規一転やり直す土地ということなんだろう。

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アイ、ロボット

アイ、ロボット
 ロボットものの典型的なストーリー。従順なはずのロボットが反乱を起こし、それを退治するというもの。ただし、本作は反乱を起こす仕組みが設計者がその意思を伝えるために、設計者みずからが埋め込まれたという点であろうか。多少のどんでん返しが2つほど組み込まれておりすとーリーとしては面白い。

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原田知世「しあわせのパン」

 アマゾンプライムで見たが、DVDには特別映像があるということなので図書館で借りてみたが、特別映像はなかった。図書館用DVDは市販品とは違うのでその差なのだろうか・・。
 それはともかく・・・。う~ん、まあ、泣ける話を3つ集めましたということで、パンやさんに原田知世とか大泉明とか必要なのかどうか・・・。

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ふたつの「紙の月」

宮沢りえの方は映画。短い分、話が単純。ヒロインが堕ちる理由がいまいちわからない。原田知世の方はNHKのドラマ。原作を読んでいないので、原作との比較はできないが、長い分、物語に納得性がある。ヒロインが堕ちる理由も、わき役の女友達二人が抱える悩みも、ドラマ仕立てではあるが、ただのわき役ではなく、ヒロインの話と並行してさらに2つのエピソードが進む。先に見たのは宮沢りえの映画だったので、あれだけのストーリーをどうやって1時間ドラマ5回に盛るのかと思ったが、杞憂だった。


宮沢りえ「紙の月」


原田知世「紙の月」

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ブレードランナー 2049

これを見ると前作の出来の良さがわかる。本作の出来が悪いのではなく、前作と時代もストーリーもVFXも違和感なく続く。ハリソン・フォードが老けたな、と思うのはスターウォーズ・フォースの覚醒と同じ。レイチェルの出来の良さも「フォースの覚醒」のレーア姫と同じか。何も解決していないのでまだまだ続編が作成できるのも同じ。

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ゴースト・イン・ザ・シェル

 アニメの3Dの攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3Dを見に行ったのは、2011年か・・・。
 と、来週上映終了になるゴースト・イン・ザ・シェルを観てきた。
 マニアのレビューはあまりよくなかったようだが、原作におぼれている人ではない僕にはなかなかよくできた映画だと思う。アニメのネタを時にはワンシーン全部に、あるいは川面に映る機影だけとか、ほどよく散らしている。ただ、テーマが少佐の来歴であり、その中身やエンディングが気に入らないマニアはいるだろうな。
 原作アニメシリーズのように、ITやサイバーテロに立ち向かう少佐が見たいのであって、成り行きとはいえ少佐の来歴に踏み込む(作りこむ)必要はないし、特にグゼの来歴は僕的にも少し許しがたい部分があった。

 北野タケシに銃を持たせるとどうしてもアウトレイジになるなあ。

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久しぶりに「茄子 アンダルシアの夏」

茄子 アンダルシアの夏を、久しぶりに観てみた。以前に観たときはロードレースのことを少しわかってきた2009年。当時のブログを今見るとやっぱりわかっていないなあ・・・。実況は今中大介ではなくて、内容は栗村修でしょう。逃げの勝利の可能性の実況解説なんか、声を栗村修がやったらJSPORTS観ているように思える。

 ブエルタの暑い感じ、ロードレースのかけひき、。悪魔おじさんまで出ていた。
 エンディングテーマは忌野清志郎が歌っていたが、バイクブランド名はほどんど分かったけれども、製作が2003年なんで選手の名前はバッソとかビッグネームしかわからなかった。



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この世界の片隅に

昨日(土曜日)の「君の名は。」に続き、今日(日曜)は「この世界の片隅に」
キネマ旬報ベスト1位となるのがなんとなく(あの雑誌の傾向も含め)納得できる出来。
奇跡も起こらず、神様もいない。そんな中で徐々に戦況は悪くなる。
太平洋戦争ものはほとんど見ない、読まないので、あまり他の作品との比較はできないが。

(あの時代にしては)比較的平和な日々と小さな出来事を淡々と並べながらも、日付が進むごとに、大丈夫かな、この先と思い、やっぱり大丈夫ではなかったけれど、それでも最後の広島での夜のシーンと続くエンドロールの絵が良かった。あれがないと少し重い。「君の名は。」ほどわかりやすいメッセージではないけれど、じんわりいい映画だった。

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映画「君の名は。」

やっと観て来ました、映画「君の名は。」
CMしか見ていなかったのでもっと恋愛ドラマなのかと思っていたけど、かなり違った。
都心も山の中も実写に迫る丁寧で精密な作画や、電車のドアや襖や扉の開閉の低い視点が、小津をぱくってますよ的な演出に、好感を持てたものの、最初の40分、電話をかけるまでは、なんだかなあ、という感じでしたが、そこからは面白かった。
 個人的にはラストのラストは余計な感じ。最後のシーンは「時をかける少女」の最後を見るような、せつなさがあり、これは90点(10点の減点に意味はない)だなあ、と思っていたら、あのワンシーンが入ったのでちょっとがっかり。悪くはないし、ここまでやらないと共感を得にくいのかなあとも考えたが、オジサン的には余計。
 ふとした台詞やなんの変哲もないシーンが後からの伏線になっていて、作画、ストーリーともよくできている。ただ、泣ける映画とも聞いていたが、泣けるシーンはなかった。物語の遷移の早さや、高校生以上でないと理解できない内容も多く、ジブリの映画とはターゲットが異なる。

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