レクサスCT200h試乗
衝突回避機能付自動車の試乗第4弾はレクサスCT200h。
レクサスには種類によりいくつかのプリクラッシュブレーキが着いているが、CT200hはレクサスブランドの入門グレードなので、レベルはすぐ上のISと同じで、さらに上位のHSにつくドライバーモニター(疲れているか、まぶたが閉じてないかをチェック)や後方検知はない(ちなみに最上位のLSだとミリ波レーダーにステレオカメラも併用する方式)。 なお、停止後に機械式(足踏み)パーキングブレーキを保持する必要があるのか、Pレンジ(電動)で静止状態が保持されるのか(要するに、レガシーとインプレッサの停止後の違い)は未確認。
サイドおよび後席までのカーテンエアバッグおよび前席ニーエアバッグが標準。
試乗車は素のグレードより1つ上のバージョンC。本体375万円也。
2012年8月にマイナーチェンジがあって足回りがよくなっているらしい。
外観はネットで見るよりも立派。特に前面。側面(特にCピラー付近)は好みではなかったが実際に見てみると悪くない。リアは問題ない。このあたりは実物を見ないとわからない・・・。昨日、たまたまインプレッサG4の後ろについて走ったが、あまりに貧相なリアビューにがっかりしてしまった。思ったほどの横幅がなく押し出し感が全然ない。すれ違うことはよくあるので前面は見ていたのだが・・・。
内装は入門グレードでもレクサス。センターコンソールから助手席との間にかなりの張り出しがあり、解放感はあまりなく、スポーツを意識したのか、ダッシュボードもやや高めでボンネットは見えない。
高価なクルマの割には電動シートでないし、驚き(というかがっかり)がヘッドライトがハロゲンで、オプションでもディスチャージは選択できず、LEDになる。
それと標準装備で装着され換装不能なナビの画面がややチープ。ボルボほどひどくはないが、昔のトヨタ純正って感じの色合い。ちなみにナビもETCも標準。
その他は高級感がある。
荷室はスペアタイヤがなく、上下2段に分かれているので通常時のメンテ用品を下にしまえばハッチバックでも荷室が雑然とする可能性は低い。
さて発進。あれ、加速しないんですが・・・。これはたぶんノーマルモードなのだろう。車体が重いという感じで、これがハイブリッドなのか、と思うが速度が乗ればそれなりに速い。ハイブリッド機構は基本的にはプリウスと同じ。街中でプリウスが妙に下手くそが多いと思うのはこの発進時のノロノロにも原因がありそうだ。
車体の剛性感はそれなりにあるし(それでも昨日試乗したup!のほうが剛性感は高いと思った)、静粛性はかなり高い。足回りが固いという評価を見るが、16インチタイヤのおかげで突き上げもほとんどなく、固いという印象は全くない。足回り改善の成果か、ロールも少なく、乗り心地はかなり良い。ただしブレーキはややカックン系で好みではない。シートが意外と固めなので長距離でどうか、という懸念はある。はまれば固いほうがいいし、ダメなら腰が痛くなる。
動力性能は、スポーツモードにするとかなりよく走るが、それでもトルクフルという感じはないので、長い上り坂はすこしきついかもしれない。しかしハンドリングはよく気持ちよく走れる。電気とエンジンとの切り替えは全然わからない。いずれにせよ、このくらい走るのならハイブリッドでも気にならない。(ちなみに老人や視覚障碍者などからが批判があった低速時に接近音がなく不安という事象は25キロ以下では警報音を鳴らす機構が付加され改善している)
レクサスブランドならではサービスとしてはトータルケアがあり、ステアリングにセットされたハンズフリー電話で運転中でもオペレータがカーナビを設定してくれたり!非常時の事故処理、近隣のお店の検索などもしてくれるらしい・・・。高年者向け安心サービスという感じ。また通常は別料金になっている新車車検までの定期点検やオイル代なども無料ではある。まあ、その分が車輛価格に入っているわけだが、CT200hでも1000万円以上するLSでも同じサービスを受けられるので、その分は割安かも。
それとは関係ないけどディーラーが無休というのがいい(うちの近所のレクサスは)。ふつうは週1平日休みが多く、意外とぶつかったりするるので。
普通の車だとオプションになるオーディオなどがすべて標準、ハイブリッドなので取得税もなしなので、乗りだし価格は本体価格と大きな差はない。逆にディーラーオプションでの値引きが期待できないので、支払価格が下がらない。もともとが高いし。
up!試乗
衝突回避機能付自動車の試乗第3弾(第一弾 VOLVO V40、第2弾 インプレッサG4 2.0アイサイト)として、フォルクスワーゲンのup!に試乗した。(あ、VOLVOはS60も試乗してた・・)
感想はざっくりとこのサイトのとおり、というか、ここを読んでいなかったらドライブポジションの設定やエンジン始動、発進など戸惑ったと思う。ASGのトルク抜けはさんざんネットで見ているが・・・。
要するに、車そのもののできはいいのだが、5速ASG ミッションに全く慣れないまま試乗終了という感じ。
試乗したグレードは4ドアの上位のhigh up!、3グレードの最上位となる。クルーズコントロールが着いているグレード。大きさは今の車よりも50センチほど短い 全長 3,545 全幅 1,650 全高 1,495。最小回転半径は4.6mと軽自動車並み。中は意外と広い。その分、リアの収納は最小限で、床下までの深さがあるものの軽自動車程度。
走りだし・・・・。いきなり発進できない。ふつうの力でアクセルを踏んだので進まず、かなり踏み込む必要がある。1速から2速へのアップ・・、おお、これがネットで不評なトルク抜けか・・。比較的すいている道なので良いが混雑した道だと後ろからあおられそうに速度が落ちる。
今の車のATもできが良くなく1速でひっぱる傾向があるので、ある程度になるとアクセルを緩めて2速に入れている。ネットでもディーラーの担当もそのような運転方法を推奨したが、なかなかうまくいかない。
マニュアルモードだと良いというので、マニュアルモードに切り替えてみるが、どうもタイミングがとれず、シフトチェンジのトルク抜けには苦労した。
それ以外はなかなかである。シャーシがしっかりしているのが、すぐにわかるし、椅子も外見に似合わずしっかりしている。着座位置もゴルフのように深くなく、ポロよりもさらに垂直になっているので、軽自動車感覚で運転できる。
試乗コースが平地で短距離だったので、ASGが坂道でどの程度非力になるか、坂道発進でどの程度下がるのか(ポロ以上のDSGでも下がるらしいし、AUDIに乗っている人も最初は焦ると言っていた)は確認できなかった。もちろん衝突回避機能は未確認。
やはりネットで多数指摘されているとおり、ASGが問題で、これに慣れられるかどうかが分かれ目ではないか。
安全装備はかなり万全であるが、サイドエアバッグは標準ながら運転席、助手席のみであり、後部座席にはない。常に後席に誰かを乗せる場合はカーテンエアバッグがほしいが、その設定がない。 カーテンエアバッグの効果はかなりあるので、それが選択できないのは苦しい。もともとが街乗り買い物用の2シーターなので前席二人乗りを想定しているのではないか。
以下、ディーラーに確認した事項。
・up!に装備されるシティーエマージェンシーブレーキはパサートCCや7代目ゴルフに装備されるプリクラッシュブレーキとは異なり、時速30キロ以下限定で、クルーズコントロールの違いから高速走行では効果は期待できない。
・クルーズコントロールは100キロまでしか設定できない国産車と違い、速度制限はない。ただしインプレッサなどのアイサイトなどと違い前車追従機能はないので、定速走行しかできない。
・カタログ掲載のポータブルナビにはバックアカメラが対応できないが、もう少し大きいサイズのバックカメラ対応可能なものもある。(ただしhigh up!は標準で警告音によるディスタンスセンサーはついている)
P.S 中古車サイトを見てみるとサイドエアバッグが標準装備でなくオプション設定の車種では(具体的にはインプレッサ)、出品されている中古車のざっと9割にサイドエアバッグがついていない。オプション価格はおおむね数万円程度なのだが、そこまで節約したいのか・・・・。販売側も効果を認識して勧めるべきとも思うが「高ければいらない」というユーザには勝てないのか。ま、自己責任だけど。
インプレッサG4 試乗
インプレッサG4(セダン)の2.0iアイサイトに試乗してきた。
昨年、試乗したのは同じG4の2.0のアイサイトで最上位のSだった。Sはタイヤが17インチで固いと言われ、実際そのような印象があった。今回は16インチがあったので再度試乗してみた。
平地主体のV40の試乗と違ってこちらが愛宕団地周回のアップダウンコース。自転車ではこの右回りは行きたくない斜度がある。
出だしは平地だったけど、トルクないなあ、相変わらず。これならATプログラムの出来が悪いマツダ車のほうがまだ速い(出だしは)・・・。2リッターという感じはしない、というか出足だけなら軽自動車のが速いだろう。まあ、もたついているというほどではないが。
坂道もそこそこ登るがある程度の速度になると一度トルクがなくなるのも、ネットでの評判どおり。
しかし、面白みはないが、とても安定している。かなり踏み込んでコーナーに入ってもリアの挙動に不審な点は一切ない。オン・ザ・レールとは良く言ったもの。それと感心するのがそういう状況でもロールはほとんど感じない(まあ大した速度は出してないですが)。これはかなり良い。
車内は取り立てて静か、というほどではないが、うるさくはないし、ロードノイズも気にならない。17インチと違って突き上げもないで、全体としては乗り心地は良いほうになるだろう。しかし滑るようにという感じはまったくない。タクシーでいえば、タクシー会社が使うクラウンコンフォートよりは良いが、個人タクシーのクラウンロイヤルサルーンには全く負けている、というところか。
ナビはディーラーオプションのカロが着いていたが、ボルボのよりは当然良い・・・。
トランクは十分な広さがあるし、幅もあるのでタイヤをはずせばロードバイクもリアシートを倒さなくても十分入るだろう。
ACC(オートクルーズコントロール)はアイサイト装着車の場合、設定はメーター読み114km/h(実際は100km/h)までで、それを超えて加速すると、ACCは解除され、設定速度以下に戻っても、ACCが再セットされることはない。しかし、衝突回避の機能は維持されているので、プリクラッシュブレーキは作動するとのこと。ACCとアイサイトはあくまで独立制御とのことでした。
コーナーを攻める車ではないが、コーナーに間違えて予定以上の速度で突っ込んでしまってもVDCとAWDがカバーをしてくれる、つまらない車ではあるが、安心できる実用車と言える。
最小回転半径の5.3mは許容範囲内だろう。
ボルボ V40 試乗
2月19日に発売されたばかりのボルボ V40に試乗してきた。
多摩サイで見かけた黒ではなくパンフレットに登場する薄いスカイブルーのであった。
グレードは上位のT4 SE
ポジションは完全に決まる。スポーティなポジションでやや沈み込む感じだが、シートの高さも出せるので見切りは悪くない。
出足は軽く、少し踏んだだけでトルク感があり、ボディ剛性もあり、とてもスポーティである。パワーに全く不足はなく、ブレーキも良く、車そのものの出来は全く問題ない。
しかし、大きなネックが2つある。最小回転半径とナビの2つ。特にナビがダメ。
最小回転半径は、素のT4が5.2mに対して、T4SEは5.7mとなる。
過去にレガシーB4の最小回転半径5.6mにかなり苦労した私的には、このボディサイズでT4 SEの最小回転半径が5.7mはないだろうと思う。この差はタイヤサイズだけに起因するらしいので、素のT4にすればいいか・・・。
しかし・・・。T4とT4SEの差はタイヤサイズだけではない。
標準装備に、パークアシストリアが着くとかパワーシートになるとかである。
しかも、素のT4にはナビがない!! ナビパッケージがオプション設定されず、他社製のナビをインダッシュに着けることもできない。オンダッシュにポータブルを載せるしかないが、ダッシュパネルがミニバンのような高さであればオンダッシュも問題ないが、ほとんどクーペに近いダッシュは高さがありすぎ、たとえ小さなポータブルタイプを載せても、かなり前方視界を遮ることになり実用性が全くない。
したがって、ナビなしを克服するには、T4でなくT4SEにする必要があるが、すると最小回転半径の問題が出る。もっとも回転半径は困らなければそのままでもいいし、どうしてもだめならあとからタイヤを小さくすればいい。
しかし・・・・。T4SEのナビ・・・。もの凄い貧弱。地図のスケールを上げて詳細地図を眺めるとそれは、マツダがおまけで着けていた富士通テンのメモリーナビとほぼ同じのショボイ画面と色使い。
V40は発売以来、大人気ですでに納車は5月以降らしいが、売れているのはナビが着けられるSEばかりのようだ。しかしそのナビがあれでは、車の全体のスペックや内装の高級感を一気に落とすことは間違いない。ちなみにボルボは車種にかかわらず同レベルのナビらしい。
あと、トランクがかなり狭い・・。奥行はリアシートを倒せばカバーできるが、幅が狭いのが難点。
トランクの狭さも、見た目ほどは広くない室内も、外観との差は、間違いなく安全装備や剛性強化に費やされているのだろう。なんと言っても戦車と言われたボルボである。日本車はゼロ戦、ボルボはグラマンF6Fくらい乗員の安全確保に力点の差があるのだろう。
SUBARU インプレッサ試乗
先日、インプレッサスポーツに試乗してきた。ディーラー指定の短時間だけど。
新車試乗は1年半ぶりか。試乗でなくて見るだけなら、ゴルフヴァリアントも見たことはある・・・。
2.0i EyeSight付で2,090千円(税別)、サイド・カーテンエアバック付けても2,300千円。
外観は常に賛否両論あるが、ぼくはいいと思う。先代やその前の丸っこいよりは今回のカクカクのほうがいい。これはWEBの写真とはかなり異なる。後ろも(これはけっこうけなされているようだが)いいのでは。
内装は必要にして十分。ドイツ車並とは言えないが、すくなくともレガシークラスにはなった。
なんといっても、今回は「ぶつからないクルマ?」EyeSightとVDCでしょう。
EyeSightはレガシーで装着率8割と言われる。インプレッサではAWD(4WD)にしか着かないが、やっぱりぶつかる前に止まるというのは安心。特にフルブレーキアシストはなかなかだと思う。高速道路でのオートクルーズも車間距離制御できるし、信号停止時の「前車発進お知らせ機能」なんか便利かも。価格差が10万円というのは安い。
VDC(横滑り防止装置)を全車標準装着が一番偉いと思う。ドイツ車に追いついた国産車がやっと登場した。VDCの恩恵を感じるような事態は3年に1度あるかどうかだろうけど、10年に一度でも恩恵を受ければ十分。
で、試乗。試乗したのは2.0i-S EyeSight。
前方の見切りはかなり良い。もう少し沈みこむ感じかと思ったが、全高の割には座面が高く、前が良く見える。もちろんミニバン並とはいかないが、とにかく見やすいというのがシートに座った最初の印象。ゴルフヴァリアントよりはいい。あちらも決して悪いわけではないが、座面が低いので慣れないと最初は見にくいかもしれない。
発進。あれ、これってCVTだよなあ、という程度にCVTは進化している。途中1回だけ違和感があったが、それ以外は通常のATと変わらない。途中、警告音が2,3回鳴った。営業マンに聞いたら、EyeSightが白線を認識しているので、それを超えると警告するらしい。警告音がなったのは多少変則的な交差点で、白線どおりではなく、直進気味に進んだためのようだ。峠で道幅いっぱいに攻めたら鳴りっぱなしになるようだ。試乗でEyeSightの機能を確認したのはこれだけ。
サイドミラーがやたらでかい。ワゴンかと思う。今の車のミラーがRX-8の流用で小さいのでその2倍くらいあるかも。ドライビングポジション次第ではかえって邪魔かもしれない。あと、個人的にはサイドブレーキの位置が前過ぎる。今の車が後ろ寄りなのでそれに慣れているせいかも。
シートのホールドは十分ではあるが、ゴルフヴァリアントに比べるとやや不足。でも普通に走るのには十分。
加速とかは今は1500なんで当然それよりは速いが、以前に乗ったアテンザの2000のほうが速い印象がある。それと2.0i-Sはタイヤが17インチのせいか足はやや硬すぎかも。16インチの2.0iで十分だろう。エンジン音は静かで遮音性が高い。
アイドリングストップは停止時の違和感はない。フットブレーキを離すとエンジンが始動する。0.35秒ということだが遅いことはない。一方で、ギアをニュートラに入れてサイドブレーキをひいても、フットブレーキを離すとエンジンは始動する。停車時などその状態でエンジンが停止するとドライバーが降りてしまうことを防止するためとネットの記事にあった。たしかに、これでいいかなと思う。正直、あまり燃費向上策はどうでもいいのだ。エンジン本来の燃費が良ければ、あまり細かい細工はされると余計に面倒。
アイドリングストップ後のクリーピングが少しやりにくい。ブレーキを離すとエンジンがかかるのでその瞬間に予想よりも少し進んでしまう。これはどのメーカーでも同じかもしれない。
「おとなの自動車保険」
自動車保険の満期が2ヵ月後になったので、例によって「保険の窓口 インズウェブ」やら「保険スクエアbang!」
で、一括見積もりしてみた。
一括見積もりをしてもたいていは現在のものを継続するのが一番リーズナブルという結論が多いのだが、今年は違った。
まずは現在の契約先の継続がかなり高いということ。昨年途中に車両入れ替えをしているので、現在の契約先で初めてネット契約したときの保険料がいくらかはわからないが、少なくとも以前の車では前年までは最もリーズナブルだった。
一括見積もりで取得してみると、ほぼ同じ条件で年間1万円前後安価なのだ。
ただし、ネットの見積もりでは見積もれない条件もあり、そのひとつでかつ最大の条件が「個人損害賠償特約」。これは自転車に乗り始めたときに今の契約先に後つけで付けたもの。自転車は重さそのものは数キロなので加害物の重量としては大したことはないが、30km/h程度で対人事故を起こす可能性もあり、その場合は速度の二乗でエネルギーが大きくなるから、かなりのダメージを相手に与えることになる。
事故らないことが肝心ではあるが、万一のための保険なので、自転車保険がやはり必要。
しかし、最近は自転車保険はどんどん廃止され、自転車による事故をカバーする個人損害賠償特約がない保険会社もあるので、JCA 日本サイクリング協会もチェックしてみた。年会費4000円で5000万円までの保険が自動付与され、その他、クロネコサイクル便が安価で利用できたり、機関誌による情報提供もあり、しかも今なら4月から会員になれる。遠隔地でのツーリングに出かける予定があれば、サイクル便のメリットだけでも入会しておく価値はあるが。
どうしてもオプションがなければ自転車事故はJCAでカバーするというのもありだろう。
さて、そういうタイミングでセゾン自動車火災から「おとなの自動車保険」の案内ハガキがきた。1月に発売になったばかりの商品で40代、50代の保険料が安い(60代以降は不明だが)。個人損害賠償特約も選択でき、車両保険の金額や人身障害の金額設定などの商品設計の自由度が高い。インターネット割引がなんと1万円あり、これだと現在の保険会社を継続するより15,000円くらい安い。TVCMもときどき見かける。
セゾンは知っていてもセゾン自動車火災保険は知らなかった。非上場会社だが、会社情報をみる限り、損害保険ジャパンとクレディセゾンが大株主なので会社が消滅することはあっても保険そのものはみずほグループのどこかが引き取ってくれるだろう。
ということでこれにした。
アクセラ試乗
軽自動車にも2年も乗ると遅さやエンジンの騒音には慣れてはきたが、右側面の圧迫感や安全性など慣れることがないことも多数ある。購入当初は家内専用のセカンドカーでぼくの使用頻度は極めて少なかったので、取り回し優先で選定したが、2年前にメインカーとなってからは、次の車検では軽以外の車にしたいと漠然と考えていた。
車検は来年1月だが、エコカー補助金10万円の期限は9月末。車検をやめ補助金ゲットで差し引き20万円程度のメリットがある。申請時期を考慮すると7月登録が期限だろう。
POLOもデビューしたばかりの1.2TSIを試乗して購入検討したが、結論としてPOLOはやめた。誠意を感じないディーラーの見積もりに嫌気がさしたのと、日本仕様の無理やりエコチューニングの評価が固まらない時期で信頼性への懸念が残るため。後段は1年もすれば変わるだろうが。特に見積もりについては下取り評価が相場よりも10万円以上も安く、たぶん交渉の中でこの価格をあげることで本体値引きをしない(値引きゼロ!)ような意図が見え隠れしたので不愉快だった(案の定一週間後に下取り価格アップを匂わす電話があった)。
で、翌日マツダでまずはアクセラの試乗。ポロの価格を考えればアクセラは最上位の20Sが十分購入できる。遠めで見るとそれほどではないが近くで見ると意外と大きい。長さが4490、幅1755で3ナンバー。150馬力ある。
中はスポーツカーの雰囲気。ドライビングポジションが低い車は座ると落ち着く。走るといきなり相当速いがこのドライビングポジションでは家族は運転できないだろう。それとi-Stop(自動アイドリングストップ)は予想どおりけっこうわずらわしい。多少時間がかかる信号待ちでは良いが短い信号待ちでは出発時のエンジン始動のわずかなタイムラグが気になる。
燃費のいいスポーティカーもいいけど、i-stopをスポーティカーに搭載するのはどうも・・(設定でオフに出来るのかどうか不明)
ポロ POLO 1.2TSI 試乗
すでに旧聞に属するが先週、フォルクスワーゲン ポロ POLO 1.2TSIに試乗してきた。
試乗したのはコンフォートライン。その前週には上級モデルのハイラインを見てきたが試乗車ではなかったので内装の確認のみ。ステアリングが本革、アームレストやフォグランプの有無などは、このシリーズをチェックしている人ならご存知のとおり。
POLOは3年前に前モデルの4ATがデビューした時からチェックしているが、当時ほど内装の質感への驚きはない。慣れてしまったかな。
今回TSIのデビューとともに廃盤になる1.4リットル7速DSGのDOHCに11月に試乗しているので、それよりはいいだろうとの予測で試乗した。
出足はいろいろ言われているように1.4DOHCよりもトルク不足でしばらくしてからターボが効くという印象が残るが、気にしなければまあ我慢できる範囲だろう。走り始めれば1.2TSIはシフトショックはなくトルクフルな走りをする。ただ俊敏ではない。Sモードにするとシフトアップ間隔はあがりよりパワフルな印象になるが、エンジン音が大きくなるほどには走行性能がアップするわけではなく、気が付くのは停止直前に妙なエンジンブレーキがかかることくらいか。
たしかに7速DSGはよく考えられていて細かいシフトアップですぐに7速に入り、いかにもエコ運転してますという印象はあるのだが、そのぶんわずらわしい。試乗車は走行距離100キロ程度で、全体の燃費が10キロを切っていた。ほとんどが試乗の使用で坂道もあるが、リッター10キロが実効燃費だとすれば、まったくエコカーではない。
POLO 1.2TSIの試乗レポートは昨年の春の欧米でのものが多いが、ご存知のとおり今回の日本仕様はエコカー減税をクリアできるようにコンピュータプログラムが日本独自仕様になっており、よりエコカー仕様、すなわちアンチ・パワー仕様になっている。
全体の走行バランスは以前の4AT、昨年の7速DSGのDOHC、そして今回の1.2TSIという順がぼくの印象。
低速ではDOHCのDSGで中速以降がTSIなら文句ないが。
自転車乗りのための自動車保険
今年も自動車保険の更新時期を迎え、念のために比較サイトで見積もりをした。
細かい条件を並べても仕方ないので、ざっくり書くと
・軽自動車、車両保険ありで対人対物無制限、35歳以上、夫婦限定、ゴールド免許というところ。
保険会社 | 保険料 |
ソニー | 33,140 |
セゾン | 23,500 |
セコム | 15,920 |
エース | 20,180 |
イーデザイン | 29,900 |
アメリカンホーム | 29,630 |
SBI | 17,920 |
チューリッヒ | 27,550 |
結果は上記のとおり。
現在契約中のチューリッヒと他社との見積もり条件の大きな違いは「個人賠償責任特約」の有無である。
これは自転車で相手を怪我させたときのためにつけているが、この特約をつけられたのは他社では1社のみ。しかもセコムなど今まではあったのに今年の4月から廃止になっている。セコムは他の特約もいろいろ統合しているようだが、自転車事故の特約はわざわざちらし入りで廃止を告知している。事故が多いのかもしれない。事故現場に警察だけでなくセコムも駆けつけるというセコムの売りはなかなかなんだけどねえ。安いし。でもこの特約がつけられないとなると対象外。
ちなみに各社ともwebサイトから見積もりを見ることができるが個人賠償責任や同様な保険のページに飛べたのはチューリッヒだけでした。(ちなみに昨年、自宅で階下への漏水事故があったが、この費用についても保険対象だった。別の保険を使ったけど)
ソニー損保は相変わらず高いですね。TVCM代かな。
イーデザインは東京海上系の会社ですが、別会社の理由が不明。東京海上っぽくない名前つけているし。
そういうわけで現在の会社で継続した。

より以前の記事一覧
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