YS-11走る! ~たった一人で世界と闘う技術者魂

YS-11走る! ~たった一人で世界と闘う技術者魂
飛行機ではなくて自転車の話である。kindleのプライムで今朝ダウンロードして一気にタダ読み。
 エンジニアの話はいつも面白い。

 「自転車 YS-11」でぐぐれば軽量折りたたみ自転車YS-11に関わるサイトが多数見つかる。
 開発者はYS-11を作る会社に入社し、会社解散後にトヨタでABSの開発や社内自転車開発プロジェクトを立ち上げた方。お、本社事務所(自宅)は中央大学あたり、近所だ。
 kindle本は2013年刊行だが、元は2009年版。2007年「ガイヤの夜明け」で放送された翌日、注文が一気に100台入り、生産をどうするか悩む場面からスタートする。
 会社のサイトを見ると、執筆当時には製品化されていないかった電動アシスト車は販売中だが、特許取得済のABS搭載車はまだ開発中のようだ。前輪ブレーキを思いっきりかけてもコントロールできる自転車ABSができたら凄いなあ。

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野澤伸吾「アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の<マル秘>自転車講座」

野澤伸吾「アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の<マル秘>自転車講座」
 アラフォーからとなっているが、要するに、ロードバイクは若くなくても始められますよ、という意味。
 目新しさはないが、いわゆる入門書ほど正統的ではなく、高価なホイールの商品名などを出して、自転車は技でカバーする部分とお財布でカバーする部分があることを説くなど、経済的に若者よりは豊かなアラフォー向けの部分もあり、またバイクショップの著者の気持ちが反映されている。
 そうなんだよなあ、という部分も多く、すっかりバイクにはまっている人が読んでも楽しめる軽い読み物。

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近藤史恵「キアズマ」

近藤史恵「キアズマ」

 とても読みやすい、自転車青春もの。とはいえ、ひょんなことから大学の弱小自転車部に入ることになった、正樹も、ヤンキーなエース櫻井も、実は心の傷を持っている。
 いくら長身で柔道経験者とはいえ、正樹はいきなり速すぎでけっこう腹立たしい・・・。

 背表紙の自転車がストーリーに登場するFUJIではなくてなぜか、TREK Madone7。おかしいと言えばおかしいが、ぼくは、TREK乗りなので許す。近藤さんてTREK乗りなのかな。

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疋田智と妻(サイ)クリスト・ドロンジョーヌ恩田「明るい自転車相談室」

疋田智と妻(サイ)クリスト・ドロンジョーヌ恩田「明るい自転車相談室」
 知る人ぞ知る自転車界の有名人二人による3冊目。軽い。
 乗らない時間が長引くとこういうのを読んでストレス発散

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近藤史恵「サヴァイヴ」

近藤史恵「サヴァイヴ」
 「サクリファイス」「エデン」に続くシリーズだが、短篇集というか連作になっている。登場人物のメインどころである白石誓は変わらないが、彼とは直接からまない日本国内のチームが出てきて、中盤はこのチームの中の話になる。

 連作なので仕方ない面があるが、ひとつのレースの描画が少し短い。国内ではツールド北海道や沖縄にジャパンカップそして海外では世界選手権が描かれているが、レースの中をもう少し書いてほしかった。
 ただ、話としてはいずれもなかなか面白いが、アマゾンのレビューにもあるように、登場人物が苦しみすぎではないかと思う。
 体力を使うスポーツであり、彼らの多くは30歳以下であるが、この年齢でこんなに悩んだり、引退後のことを考えなければいけないのか・・・。特に日本ではマイナースポーツなので、実際にそうなのかもしれないが、能力ある若者がこれを読んで、ロードレーサーになろうと思うかなあ、という感じはする。

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伊藤礼「大東京ぐるぐる自転車」

伊藤礼「大東京ぐるぐる自転車」 前作「こぐこぐ自転車」が面白かったので、続編のこちらも読んでみた。

 前作がかなり衝撃的な面白さというか、こういうのもありかと発見の喜びがあったので、続編は発見の喜びはないものの、そもそもの面白さは同じ。

 相変わらず、78歳!の老骨に鞭打ちつつ、同年代や80歳オーバーのお爺さんチャリ小僧?たちはよく出かける。
 今回は「大東京」ということで基本的に東京だけの話であるが、それでもネタは持つ。
 もっともそれは純粋な自転車小旅行の記録とはならず、話がどんどんそれていつも規定の枚数では終わらず、次回に繰越したり、いきなり終わってしまう。
 感心するのは、老人のためか、元大学教授の博学のためか、はたまた伊藤整の息子であるからか、50過ぎの読者であるわたしにはなかなかついていけない知識がぽろぽろと出てくることであり、それがこの人の文体の面白さだろう。
 
 2階ほど近隣の多摩ニュータウン地区の話が出てくるが、著者はニュータウン開発以前の頃はこのあたりで猟銃をかついで猟をしていたらしい。小野路や野津田、はたまた現在の東京薬科大学のあたりだとのこと。野津田付近の綾部原トンネルや東京薬科大学付近の第3堀の内トンネルの開通に驚いたりしているが、この2つはこのあたりに20年近く住むわたしにとっても驚きである・・・。

 全く関係ないが、山岳展望ソフト「カシミール3D」が先日のバージョンアップで「空中写真(電子国土)」に対応したので、カシミール3Dの本体をインストールするだけで、無料で現在から過去の空中写真を見ることができるようになった。これでわたしの住む多摩市の開発の変遷がいつでもPCで見られるようになった。新興住宅地に住む人はこれで過去の写真を見ると開発前は実は沼地で、次の地震では液状化が現実化するかも、というようなことがわかる。

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伊藤礼「こぐこぐ自転車」

伊藤礼「こぐこぐ自転車」
 チャリ仲間にオススメと言われた本。
 面白い!

 著者・伊藤礼さんはかの伊藤整の息子。伊藤整といえば高校の頃、難解な文章に悩んだ小説家・評論家であり、その息子と知ってビビったが、年齢を感じる穏やかで小気味の効いたチョイわる老人的な語り口がとても面白い。
 まずは年齢。検索すればわかるが著者は1933年生まれ、刊行は2005年でその時、自転車を始めて4年になると書いており70歳近くなってから乗り始めている。たまたま入った町田の自転車屋で、GIANTの24インチの折りたたみ自転車を衝動買いしてから3年の間に6台の自転車を所有して乗り分け、北海道や東北など各地に仲間(平均年齢67歳)と輪行したり自走したりしている。
 ツーリング・サイクリングの本なのにトレーニングのかけらも出てこない。いや正確には、久我山の自宅から甲州街道を新宿まで何回も往復して鍛えているのだが、甲州街道を走る様子を細かく面白く描写しているので、トレーニングであることを忘れてしまう。

 ついでにいえば自宅が久我山で行動範囲が京王線沿線が多いため、ぼく的には土地勘があるためさらに読み易い。小野路でパンクして鶴川まで自転車を押していった話など「電話してくれれば」と思わずにはいられない。

 結局、こういう話はある程度マニアックな人がマニア向けに書く本だろうな、と、先日読んだ、江上剛の本を思い浮かべて思った。あの本が極めてつまらなかったのは、観察している江上さんが対象に対して評価できるほどの知識がないために、立派なものだとか、ありきたりの感想しか言えないところに原因があるのだろう。

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荒川ぐんぐん自転車旅マップ

荒川ぐんぐん自転車旅マップ - 自然いっぱいの源流から東京湾目指して全長173km、楽しい自転車旅が始まる


多摩川すいすい自転車旅マップ とか東京自転車抜け道ガイドとかの自転車用の本を出しているところの本なので、読みやすい。つぼを心得ている。
 荒川源流から河口までをいくつかに区切って解説しているが、雲取山に登ったりする脱線もあり、読み物としても面白い。
残念なのは高低差などの断面図が最初に全体のものしかないこと。河川敷のサイクリングコースなのでまあほとんど平らなのは間違いないけど、なんとなくそういうのはほしい。

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関東周辺サイクリングロード・ガイド

関東周辺サイクリングロード・ガイド

 関東周辺のサイクリングロードをまとめた1冊。地域別に比較的小さなサイクリングロードまで取り上げてあり、地図にそってポイントごとに写真入りで解説もあり、内容的にはなかなか良い。
 しかし、最大の弱点はそのポイントが地図の順番になっていないので、読むのが大変ということ。

 例えば、東京の野川サイクリングロードの場合、地図上には1から14までポイントがあるが、扉の写真が13である。これはまあこのサイクリングロードを代表する景色として許すとして、次のページには2,3、5,6、11、14を掲載、右上にコース外の休憩ポイントが9として掲載。次の見開きでは15,16,10、12.最後に6,7、1、4となる・・・。
 これが地図レイアウトとの関係で順番が崩れるなら理解できるがそうでもなさそう。

 コース概要のまとめも「甲信越周辺スポーツサイクリングコースガイド」あたりと比べると全然見劣りがする。まあサイクリングロードと通常のツーリングコースのガイドでは、ガイド方法が異なるとはいえ、内容そのものは問題ないだけに、このレイアウトは残念

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疋田智「ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々」

疋田智「ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々」
 自転車ツーキニスト ヒキタさんのものぐさ編である。ものぐさ編とは、自転車通勤はいいんだけど、帰りに雨降ったり、飲んだりすることもあるしいい、という人向けに、なら、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)ならどうよ、という本である。
 対象が折りたたみ自転車に変わっただけで、それ以外の主張は氏の同種の本と同じである。通勤に限らずちょっと遠くまで行きたいんだけど、帰りまで持つか不安だよねえ、ということは良くある。うち(多摩市)からだと多摩サイは至近だけど、荒川までとか江ノ島までとかは帰りを含めるとちと面倒で、まだ行ったこともない。でもかといって帰りを懸念してわざわざ走行性能が劣るフォールディングバイクで行くか、という感じもあり、やっぱり便利かつ正統なごく近所のポタリングと買い物にいいかもと思う今日このごろ。
 氏の推奨の正統3ブランドではやはりdahonがいいな、とこの連休に見に行きたくなっている・・・。

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