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宮本常一「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む」


 社会学者(と言って良いか)の宮本常一が昭和50年前後に7回にわたり講演した「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む」である。NHK「ブラタモリ」の日光編でイザベラ・バードの名前を聞き、そういえばそんな人がいたっけと読んでみた。
 イザベラ・バードは明治初頭に3か月に渡り日本を旅した英国人女性で世界中を歩いている。その偏見のない記録(妹への私信)が当時の日本の世相を浮き上がらせる。もともと原書(もちろん翻訳だが)を読んでも理解できないだろうと、解説書でもある本書を試してみたが、イザベラのさりげない一行の文章を宮本はその意味するところ、当時の時代背景、教科書で見聞きした学校の政治史とはまったく異なる社会史をあぶりだしてくるのは見事だ。全編にわたり、へえ、そうだったのかと池上彰もびっくりの内容というとほめ過ぎか。

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