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菅野昭正編「村上春樹の読みかた」

村上春樹の読みかた
 石原千秋、亀山郁夫、三浦雅士、藤井省三、加藤典洋による連続講演をもとにした評論。編者の菅野昭正の論が冒頭に入る。刊行が2012年7月と新しいので「1Q84」BOOK3までが対象になる。三浦氏の前半はちょっとだれたがあとはなかなか面白い。藤井省三は中国が専門であり、「中国行きのスロウボート」から言われる村上春樹と中国のかかわりの掘り下げ方が深い。加藤は最初から村上賛成派でもあるが、それを差し引いてもなかなか面白い。特に初期から中期まで言われた「デタッチメント」が実はそうではない、という説を短編を振り返りながら説明していくのには納得させられる。

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