« June 2012 | Main | August 2012 »

村上春樹 全小説ガイドブック

村上春樹 全小説ガイドブック
 装丁や目次をぱらぱら見たときには、どうせミーハー向けだと思ったが、カバーする範囲の広さは馬鹿にできない。長編はデビュー作から1Q84までカバーするのはもちろん、全集にしか収録していない短編や全集にも収録していない短編までカバーする。そのほか、最近の映画「ノルウェイの森」はもちろん、海外で製作された映像作品もカバーする。翻訳や音楽までカバーする本は他にもあるし、マイナーな短編はほとんどあらすじ紹介で終わるのはやむを得ないが、この手のムック本としては上出来。

| | TrackBack (0)

夏の朝の尾根緑道 2012/7/16


ひさしぶりに早起きしたので、暑くなる前に、尾根緑道から野猿街道を気持ちよく走ってきました。
風が強くて、山肌がきれいに見えました。

詳細&写真

| | TrackBack (0)

佐藤幹夫「村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。」

佐藤幹夫「村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。」
 最初は村上春樹とは無関係に、志賀直哉、太宰治、三島由紀夫の関係が論じられる。正直のところ、この部分が一番面白かった。それ以降「人間失格」と「風の歌を聴け」の比較、三島の「夏子の冒険」と「羊をめぐる冒険」との比較となり、最後は「春の雪」と「ノルウェイの森」、「奔馬」と「ダンス・ダンス・ダンス」の比較になる。
 これらの中で比較的面白かったのは「羊をめぐる冒険」と「ノルウェイの森」の論評だろうか。

 自説にのめりこんでしまい、肝心な部分が文章がせっかちで読みにくく、結論がでないまま次に進んでしまう印象。それでもこういう観点からの比較というのはなかなか興味深くはある。

| | TrackBack (0)

牧山圭男「白洲家の日々: 娘婿が見た次郎と正子」

牧山圭男「白洲家の日々: 娘婿が見た次郎と正子」
 白洲次郎の長女・牧山桂子さんは、旧白洲邸である武相荘の運営をしており、武相荘の様子を記したメルマガが月に一度届く。メルマガで武相荘を語る桂子さんは優雅な老婦人の雰囲気であるが、その桂子さんの旦那が書いたこの本では、桂子さんのとても厳しい性格がうかがわれ、「白洲次郎・正子を義理の両親に持ち、娘を嫁にする」著者に少しばかり同情する。
 もっとも著者も祖父が代議士で子供の頃から軽井沢ゴルフクラブに出入りして白洲次郎と親交があるという家系ではある。
 2012/4/27刊行なのにAMAZONでは新刊の注文ができないという変わった本。
 内容的には従来の白洲本と大差ないが、より近いところから書いた本なのでその点が多少目新しい。

| | TrackBack (0)

調布飛行場プロペラカフェ 2012/7/8


 雲が多い空に雨の心配をして出かけたら思わず強い日差し・・・。プロペラカフェはそこそこの価格でいろいろなメニューが楽しめる。夏にはクーラーの効いた室内からかき氷を食べながら飛行機を眺めたい。行くまで暑そうだが。

詳細&写真

| | TrackBack (0)

御手洗瑞子「ブータン、これでいいのだ 」

御手洗瑞子「ブータン、これでいいのだ 」
 日経ビジネスオンラインで著者が「ブータン公務員だより」を連載当時から読んでいたので、大筋は知っている内容だったが、本としてまとまったので読んでみた。連載よりにくらべてより一層面白かった。面白いというのはブータンとその国民もそうであるが、彼女の感性と洞察力である。

 日経ビジネスオンラインに連載していた内容を基にしているが、日経ビジネスオンラインの連載が文字数の制限からか比較的、核心部の記述が多かったのに比べ、本書ではもう少し日常生活や思考などに掘り下げられている。自分の年齢を意識し、またブータンの国と国民に配慮した、やや控え目な表現ながら、課題や学ぶべきこと、自分で考えたこと、周囲から得た情報などを明確に分けながら記載しており、さすがコンサル会社の才媛だな、と思わせる。
 マッキンゼーの女というと大したものを書かないのに偉そうなオバサン勝間和代がその評価を下げたが、御手洗さんのおかげで少し評価があがったか。若くて(1985年生まれ)上品な雰囲気。ちなみに勝間は慶応商学部、御手洗さんは東大経済。勝間は第3代自転車名人としてその普及・宣伝に貢献したことは認める。 

| | TrackBack (0)

酒井英行「村上春樹―分身との戯れ」

酒井英行「村上春樹―分身との戯れ」
 主として初期の短編を中心にした妄想いや解説。相変わらず読みにくい本である。すべての作品解説が基本的には同じ方向で(本書の副題のとおりに)、無理を感じる。その中では「レーダーホーゼン」だけはわかりやすかった。あと、納屋を焼く、ファミリー・アフェアもまあまあ
 取扱い作品:午後の最後の芝生、土の中の彼女の小さな犬、めくらやなぎと眠る女、レーダーホーゼン、タクシーに乗った男、プールサイド、今は亡き王女のための、嘔吐1979、雨やどり、野球場、ハンティング・ナイフ、納屋を焼く、ファミリー・アフェア

| | TrackBack (0)

« June 2012 | Main | August 2012 »