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牧山桂子「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」

牧山桂子「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」
 4年前に一度読んでいるのを忘れて読んでみたが、かなりの部分を忘れていて初読のように感じた。

 両親を尊敬して生きる人と両親のようにだけは絶対にならないと誓う人の2つのパターンのうち、著者は間違いなく後者と冒頭で断言する。

 父親の白洲次郎はともかく、母の正子は、こんな母親はご免こうむりたい、あるいは妻であっては困るという人である。家事は一切ダメ、物欲王、娘のものでも欲しがる、金に糸目はつけない。娘が病気で寝ていても自分の用事にいそいそと出かけてしまう。上二人が男だったので、老後の面倒を見てもらうつもりで無理に女の子である著者を産み。計画通り面倒を見させる・・・。
 
 親子とはいえ接する時間の多い母についての記述が多い。次郎の記述で面白かったのは、著者の婚約者やのちの夫についてあれやこれやと英国の習慣をネタに反対やけなす次郎。著者が次郎の親友でもあるロビンに聞くと「そんな話は英国ではない。単なる嫉妬だ」と言われるところ、イギリスに次郎と旅行に行くとイギリス国内では娘に対しても徹底したレディファーストになるが、日本に戻った途端にまた日本のおやじに戻るところか。

 白洲次郎と正子について多少なりとも知識を持ってから読むとより一層笑える本。

P.S 武相荘には前回読んだ翌年に行った

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