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角松敏生「REBIRTH 1」

角松敏生「REBIRTH 1」Sonny Clark「Cool Struttin'」
 珍しく?品薄状態で一時はAMAZONでも5000円以上になっていた角松敏生のセルフリメイクアルバムを入手。80年代前半の若かりし頃の曲のリメイクが多く、気持ちがいい曲が多い。

 今回は曲以外では自身が解説したライナーノーツが一番いいが、ジャケットもいい。
 ヒールの女性と車で、都会の日常を描く構図はライナーノーツで角松本人が述べているとおり、JAZZの名盤「COOL STRUTTIN'」を意識したものだ。
 車はランボールギーニ・ガヤルド。ガヤルドはエンジンがV10なので、V12のカウンタックの系統のアヴェンタドールよりはランクが下だが(それでも3000万円近くする)、2003年販売開始ながらいまでも十分通用するデザインなので被写体としてよく使われる。
 角松敏生の曲を象徴するジャケットだ。

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城山かたくりの里 2012/3/25

 まだきっと二分咲きくらいだろうけど、娘にせがまれて城山かたくりの里に行ってきた。

地元の「多摩ロードレース」による交通規制を避けて尾根幹線に出て、橋本からは町田街道を避け40分ほどで到着。今日は天気がいいので津久井湖方面に向かうサイクリストも多い。
 花がまだ少ないせいもあり、駐車場はすいているし、人も少ない。それでも観光バスや橋本からの臨時直通バスで老人団体が押し寄せる。
 かたくりは中腹部の日当たりの良い場所の散策路沿いにそこそこ咲いていたので、ゆっくり散策できた。
最初のうちは「満開になったらもう1回来る」と言っていた娘も途中からは満足したようす。

 写真

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吉本隆明「夏目漱石を読む」

吉本隆明「夏目漱石を読む」
 3月16日、吉本隆明が逝去した。あまりニュースにならなかったのは、昔「共同幻想論」で苦労した世代にとっては少し哀しい。AMAZONで検索したら「共同幻想論」は単行本はもちろん文庫も絶版なのでびっくり。そういう時代なのだ。といってもぼくも「共同幻想論」以外は2年前に「全マンガ論」を読んだだけで、昨今は難解な思想家というよりは、吉本ばななのお父さんという印象が強い(この親子関係については河合隼雄と吉本ばななの対談集「なるほどの対話」で河合先生がしつこく迫っている)。

 難解な文章の象徴として小林秀雄と並び称せられた吉本隆明も話言葉で語れば平易になるという意味で「夏目漱石を読む」はその平易な語り口に驚く。元になった講演は1990年から93年までに4回行われた。期間を置いた講演であるため、内容が重複している部分も目立つが、それだけに吉本の考えが明確になっており理解を助ける。

 漱石の評論は、その昔、江藤淳「漱石とその時代」ほかいくつか読んだが中身は全く記憶にない。本書は取り上げた著作のあらすじや参考文献の考え方なども説明してくれるので、そういえばそんな話だった程度に思い浮かべることができるが、それでも「道草」「彼岸過迄」あたりは全く記憶にない。
 主なテーマは「漱石の書く三角関係は、西洋の文学のような不倫小説、姦通小説になぜならないのか」「男二人はいつも親友か兄弟などきわめて近い間柄なのはなぜか」というもの。内容的には多くの説のなかで、吉本は精神病(パラノイア)と幼少時の境遇による漱石の資質に重きを置く。

 最初に「猫」と「坊ちゃん」に触れたのちにメインテーマとなる「三四郎」「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「こころ」の三角関係に触れ、参考文献として「道草」「硝子戸の中」そして漱石夫人による「漱石の思い出」をとりあげ、「明暗」ではじめて作者を登場人物に反映しない漱石の完成形を語る。
 毀誉褒貶激しい吉本隆明も、この著作を読むかぎり至極まっとうな評論家。長編の未完であったため、「明暗」が未読のままなのだが、読んでみようかという気にさせる。

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近所の梅 2012/3/20


 いい天気だったので、近隣の梅見物

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スピーカー用耐震ケーブル

ティグロン チューニングベルト1.5m・2本 TB-15W(TIGLON)
 こんなのをスピーカーに巻きつけてみた。
 PC用のスピーカーはPCラックのプリンター台の上に、中央にアンプ、左右にスピーカーが置いてある。アンプは耐震ジェルを足にかませたが、スピーカーはインシュレーターの上に乗っているので耐震ジェルではダメで、かといって家具用の固定金具も合わない。ネットを探したら、この商品がわりと定番らしい。もともとは1本ごとのスピーカー台にインシュレータごとスピーカーを固定するものらしいが、それなりの耐震強度も一応あるらしい。
 2.5mのもので左右から2つのスピーカーをまとめて縛る方法もあるだろうが、要するに前に飛び出て落ちてこない方が重要なので、1.5mもので前後から縛った。スピーカーの上部に手をかけて手前に引っ張る程度ではびくともしないので、震度7はともかくそこそこは大丈夫だろう。カッコ悪くなったがしょうがない。

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牧山桂子「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」

牧山桂子「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」
 4年前に一度読んでいるのを忘れて読んでみたが、かなりの部分を忘れていて初読のように感じた。

 両親を尊敬して生きる人と両親のようにだけは絶対にならないと誓う人の2つのパターンのうち、著者は間違いなく後者と冒頭で断言する。

 父親の白洲次郎はともかく、母の正子は、こんな母親はご免こうむりたい、あるいは妻であっては困るという人である。家事は一切ダメ、物欲王、娘のものでも欲しがる、金に糸目はつけない。娘が病気で寝ていても自分の用事にいそいそと出かけてしまう。上二人が男だったので、老後の面倒を見てもらうつもりで無理に女の子である著者を産み。計画通り面倒を見させる・・・。
 
 親子とはいえ接する時間の多い母についての記述が多い。次郎の記述で面白かったのは、著者の婚約者やのちの夫についてあれやこれやと英国の習慣をネタに反対やけなす次郎。著者が次郎の親友でもあるロビンに聞くと「そんな話は英国ではない。単なる嫉妬だ」と言われるところ、イギリスに次郎と旅行に行くとイギリス国内では娘に対しても徹底したレディファーストになるが、日本に戻った途端にまた日本のおやじに戻るところか。

 白洲次郎と正子について多少なりとも知識を持ってから読むとより一層笑える本。

P.S 武相荘には前回読んだ翌年に行った

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尾根緑道の梅 2012/3/19


久しぶりに尾根幹線&尾根緑道を走ってきた。梅はもちろん、菜の花も満開で春の準備はできている。
あとは桜だが、いつ咲くのかな。

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泉麻人「昭和切手少年」

泉麻人「昭和切手少年」
 著者自身の幼少のころの切手集めについてのエッセイ。最後に泉と同じ歳のみうらじゅんとの切手趣味対談がある。
泉麻人のエッセイは毎回楽しく読んでいるが、今回はいまいち乗らなかった。
 
 小学校の頃、切手採集は昆虫採集と同じくらいメジャーな趣味であったはずだが、ぼくを含め周囲には切手も昆虫もそれを趣味にしている子供はほとんどいなかった。そのせいもあり、子供雑誌に載るこれらの記事は、ほとんど素通り。もちろん「見返り美人」くらいは知ってはいたが。
 という嗜好の不一致により、このエッセイが良いのか悪いのかはよくわからなかったが、ひとつだけ言えるのはページごとに掲載される切手の写真がモノクロなので、本文で色合いについて語っていても全然ピンとこない。もちろん切手通であれば、切手の名前を言っただけでその図柄はもちろん色合いもわかるのだろうが、素人には全然わからない。

 とはいえまったく面白くなかったら、途中で投げ出すところだが、そうならないのが泉の筆致のうまさだろう。で、やはり、みうらじゅんとの対談が一番面白かった。同じ趣味を語る対談は語っている中身を理解できなくても、話している二人の乗りに乗せられてしまうのだ。特にみうらじゅんのようなやや変人がまったく別の変人でもある泉と同じ趣味で同じ行動をしていたというのを想像するとなかなか笑える。

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「おかえり、はやぶさ」

 映画「おかえり、はやぶさ」を見てきた。
 3Dを見に行くつもりだったが、2Dだった。
 3を意識した映像なのでいきなり46億年前、燃え盛る太陽系誕生からはじまり、糸川博士のペンシルロケット、ガガーリンの友人宇宙飛行、そして日本の過去の衛星やロケットなどの映像で今までの宇宙開発を総括している。この出だしはいい感じ。
 そして火星探査衛星「のぞみ」の軌道投入失敗から物語は始まる。この失敗プロジェクトのリーダーが三浦友和で、JAXAで働く生意気だが出来る息子が藤原竜也という設定で、このふたりをめぐる物語がこの映画の中心で、前回の渡辺謙が演じる「はやぶさ」のプロジェクトリーダー(今回は大杉漣)は三浦の弟子でもあり脇役に近い。
 が、この設定がこの映画を渡辺謙のものよりも面白くしている。

 ラストの方で臼田の研究員のカンニング竹山がいきなりプロポーズをして成功したり、はやぶさが消息不明になってから、肝臓移植のために渡米したJAXAの家族にいきなりドナーがみつかったりとか、けっこうやっつけストーリーも多く、「ALLWAYS3丁目の夕日」的ではあるが、渡辺謙の「プロジェクトX」的なほうよりは家族で楽しめる映画っぽい。良くいえばストーリー性があり、悪く言えばTVドラマ的。

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稲城から多摩サイ

 昨年の3月11日14時46分は、会社の事務室にいました。
 今年、本日3月11日14時46分は、多摩サイから府中郷土の森の梅を眺めていました。
園内からは黙祷の合図の太鼓の音が聞こえていました。

詳細&写真

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野獣死すべし

野獣死すべし
 これはかなりイイ。

 松田優作のバイオレンス映画で最近ノーカットできちんと見たのは「ブラックレイン」「蘇る金狼」の2本で、これを入れた3本の中で他を引き離している。
 この映画は、ずいぶん昔にTVで見たことがあるが、その時はきっとズタズタにカットされていたのだろう、小林麻美を射殺するシーンと室田日出男との列車内の場面とラストシーンしか記憶にない。まあ、あの3か所だけで話はつながるのだが・・。
 原作との大きな違いに(原作は読んだことないが)大藪春彦が怒って試写会の途中で席を立ったらしいが、東大卒の通信社所属のカメラマンが狂気(自身が凶器か)に至らしめた事実が随所に散らばされ、狂気の主人公の感情や思考に入り込めてしまうのが、ちょっと怖いが。

 ただ音が悪いなあ。デジタルリマスター版だともう少しいいのかもしれないが、ショパンのピアノ協奏曲1番がかなりひどかった。この曲はテーマ曲のように映画の中で何回も使われるのでその都度、耳ざわりだった。

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映画「ノルウェイの森」

  ノルウェイの森 【コンプリート・エディション3枚組】 [Blu-ray]
TVで16分延長のエクステンデッド版を見た。
 まあ、がっかり。

 直子に再開してふたりで足早の散歩をするところまでは良かった。

渡辺君の松山ケンイチはいい。直子が歳とりすぎ。直子が菊地凜子なのは露出度の問題なのだろう。この女優は「バベル」ではとても良かった、女優の問題ではなくミスキャスト。緑の水原希子はなかなか良いけど、もっとさっぱりしているはず。
 緑の環境とか細かい設定は原作と異なるが、基本的には原作に忠実にストーリーを追っているものの、キーになる出来事を支えるエピソードを省いているので、物語が平板だ。そのくせ寝るシーンだけは全部入っているような気がする。レイコさんのギターの直子の葬式がないままに渡辺君と寝させられるレイコさんはちょっと可哀想だ。
 エンディングの有名な「ぼくはどこにいるんだ」も場所がわかるところで言っても・・・。
 そして欲を言えば、原作の冒頭のシーンの謎解きを映画ならではの解釈をしても良かったのではないか。
映画の冒頭でそこそこの時間を割いてキズキの排ガス自殺シーンを描くよりも、もっと別に描くべきシーンがたくさんあったはず。

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さだまさし「眉山」

さだまさし「眉山」
 昨年末に徳島に行ったときに「眉山」という山が市内にあった。ロープウェイで登れる観光地で、そうも映画のロケ地らしいが、映画も原作も知らなかったので、当然ながら感慨はなかった。「びざん」という響きや漢字は韓国風でそんないわれがある山なのか程度にしか思わなかった。あとで調べてみると「どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたといわれる。」となっている。なるほど、写真で見る眉山は楯状、火山なら霧ヶ峰みたいだ。

 というわけで原作を読んでみた。
 父親を知らない娘が、きっぷのいい江戸っ子の末期がんの母を看取る話で、全体的に良い話である。
残念なのが前半の進行に比べて、後半のテンポが速すぎる点である。小説家ではないさだまさしだから仕方ないけど、最後はやはり冒頭の慰霊碑のシーンにもう一回つなげるかどうかをもう少し踏み込んでもよかったし、なぜ眉山なのかという疑問も解けないまま。たまたま舞台にしただけなのかもしれないが、風変りな地名に賭けたのか、阿波踊りに意味があったのか、背景が良くわからない部分は残る。寺澤センセイの豹変もどうかと思う。
 ある意味、2時間程度の映画ならいいかもしれない。

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