嵐山光三郎「新廃線紀行」
椎名誠が敬愛する嵐山さんの本を始めて読んだ。
なるほど、エッセイストであり紀行家(というよりも旅ライター)として椎名さんが、嵐山さんを敬愛する理由がなんとなくわかる文章であった。
AMAZONのレビューでは鉄道作家である宮脇俊三との比較でけなされていたが、鉄道文学というジャンルを切り開いた宮脇さんと同じ土俵で評価されたら、それはちょっと酷であろう。
本書では廃線跡めぐりに主に車が使用されるが、折りたたみ自転車の登場比率もかなり高い。途切れ途切れとなっている廃線跡を輪行しながら行くときもあるし、サイクリングロードになった廃線跡を自転車で巡ることもある。このあたりですでに宮脇さんとはスタンスが違うのではないか。といいながら、宮脇さんの廃線ものはまだ読んだことがない。
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