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江上剛「告発の虚塔」

江上剛「告発の虚塔」
 この人、文章が相変わらずうまくならないですな。
 これほど露骨にモデルの個人名がわかる小説を書くのもどうかと思うが、フィクション部分の登場人物が相互に関係ありすぎで、水戸黄門もびっくりの構成。
 パーティ会場に現れたTV局の経済担当の超美人アナは主人公である若き広報部員(江上さんの理想像か?)の元恋人。彼女がスキャンダルを狙う頭取が倒産させたベンチャー企業の社長は、幼少の頃に別に育てられた彼女の兄。主人公が親しい総務部のたたき上げの担当者は実は彼女の叔父。一方、買収を仕掛けられた製紙会社の財務担当専務は主人公の元上司・・
 まあ、作者が書きたかったのは3行統合で出来上がった3人のトップや行内のどろどろ模様なのだろうけど、もう少し構成しようがあっただろう。
 ハッピーエンドなのに、無駄な時間を費やしてしまったことにむなしくなる本である。
 なら、読まなければいいのに、と思うが、少しは別のネタやもう少しきちんとした小説を書いてくれるかなと怖いもの見たさで、つい・・・。

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