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原武史「沿線風景」

原武史「沿線風景」
 「沿線風景」とはいかにも鉄道本のように見えるが実はこれは書評なのである。もっとも書評といっても、ちょっと経緯があって、鉄道で出かけて行ってその場所に関連する本についてちょっと感想を述べてみる、という程度のもので、やっぱり鉄道本である。
 ちょっとびっくりしたのは、秩父・三峰山のロープウェイが廃止になっていたことと、仁徳天皇陵は「いまでは小学生でも大仙陵あるいは大山(だいせん)古墳と習う」ということ。
 三峰山ロープウェイは中学3年の夏に雲取山から秩父に下ったときに一度使っただけだが、山はいつまでたっても変らないもので、それに付随する設備でもある交通設備かつ観光設備のロープウェイも変らないという感じでいたが、赤字が累積すれば廃止已む無しだろうなあ。もっとも変らないはずの山も武甲山のように大いに変ってしまった山もある。

 仁徳天皇陵についてはまあ、古墳群はほとんどが誰のものかわかっていないので(分かっているのは天智天皇と天武・持統天皇陵のふたつだけ、だそうだ)仕方ないけど、これは調査をさせない宮内庁にも問題がある。敗戦とともに万世一系の神話も終了したわけで、そろそろ調査をすべきだという著者の意見も尤もである。

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