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村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

走ることについて語るときに僕の語ること

「走ることについて語るときに僕の語ること」 なんとわかりにくいタイトル!
あとがきによれば、レイモンド・カーヴァーの短編集「What We Talk About When We Talk About Love(愛について語るときに我々の語ること)」に由来するもの。
 What I Talk About When I Talk About Running
 なるほど、英語のほうがわかりやすいかな? でもやっぱりわかりにくい。

 この本の名は以前から知っていたが「走ること」はもっとも嫌いなスポーツなので手を付けなかったが、図書館で手持ち無沙汰だったので読んでみた。
 なるほど、たしかに題材は走ることであり、マラソンであるが、語っているのは村上自身の生き方、考え方だ。村上は小説を書くための体力維持はもちろん、書くための手法もマラソンから学んだと言っている。村上春樹という作家はマスメディアに出ないし、インタビューにもあまり応じない。ましてや自伝は書かない。
 村上のランニングとのつきあいは小説家としての期間とほぼ同等であり、それについて語ること、すなわち村上自身について語ることである。
 長距離は経験がないので読んでいても実感が伴わないが、なんとなく言わんとすることはわかる。

 最近の村上はマラソンだけでなくトライアスロンにも挑戦し、自転車に苦労している。ちょっとだけ親近感が持てた。

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