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疋田、片山、今中、勝間、谷垣「自転車会議」

疋田、片山、今中、勝間、谷垣「自転車会議」
 なかなか面白く、あっという間に読める。
 自転車で「疋田、片山、今中、勝間、谷垣」となればフルネームを記載しなくてもすべて誰だかわかるだろう。2009年9月刊行とのことで谷垣さんは残念ながら与党からすべり落ちてしまい、しかもご自身の多摩サイの事故で自転車マニアであることが有名になったが(愛車はデローサ、家には9台ある)・・・。
 そうそうたるメンバーだが基本的には遊びの話なので肩の力を抜いての雑談が多い。もっともここでも谷垣さんは最初と最後だけ参加で途中のフリートークには欠席・・・。

 テーマは主として自転車のどこが楽しいか、女性を増やすには、都内を実際に走る場合の不便な点、一般的な日本の課題と対策など・・・。
 谷垣さんも片山さんも本業?は登山で、有酸素トレーニングで自転車を使っているようだ。あと、自動車中心の日本は特にメディアがスポンサーである自動車会社に気を使いすぎていて自転車についての前向きな発言を抑制してしまうことが課題と言っていた。

 面白かったは本業が車で自転車が趣味の片山さんと本業が自転車で趣味が車の今中さんが一緒にいて、お互いに車のことや自転車のことを相手に聞きたいのに「質問のレベルが低すぎるのでは」と聞けず、聞いても「どうでもいいでしょ」と取り合わずなかなか会話にならないところ・・、仲がいいのに。
 勝間の自転車がTREKのマドンらしいのは有名だが、機種判明。5.2WSDでした。クロスに最初は乗っていたらしいがマドンが気になって仕方なかったので精神衛生上悪いというのでマドンを購入したとのこと。押切もえも自転車乗りらしい。

 疋田さんが最初に述べていた車や電車だと町が点でしかつながらないが、自転車だと面でつながる、というのはよくわかる。ぼくも自転車に乗る前は市内や近隣は駅周辺しか知らなかったが、自転車だと町の名前や公園、道路が自然とつながってくる。
 それと本書でも議論になった訪問先での駐輪場の問題。市内でも駐車場は買い物客無料を含め多数あるがきちんとした駐輪場がないことが多い。ロードバイクはスタンドがないので白線しかない駐輪スペースは役に立たない。

 巻末に読者用のネットの掲示板のURLとパスワードが記載されたのでアクセスしてみたが、残念ながら読書感想文が並んでいるだけだった。

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村上龍「KYOKO」

村上龍「KYOKO」 8歳のときにダンスを教えてくれたGIのホセを探しに行く21歳のキョーコの話。なかなか心温まる中篇で、文章で描かれた彼女のマンボやチャチャチャを映像で見てみたい、とDVDを手にして高岡早紀のダンスを見てみたいがものすごく高価(VHSは安いが)。
 ただしストーリー展開はある意味、非常に安易で、しかもキョーコがあまりにも善人すぎる。それと彼女がそれほど感謝しているダンスが彼女にとって何だったのかがよくわからない。BGM的な映像であれば別に構わない気はするが。

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薬師池公園の花菖蒲と紫陽花 2010/6/19


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 梅雨の晴れ間だったので薬師池公園まで花菖蒲と紫陽花を見に。
 適度な人出と満開の花菖蒲と紫陽花
 で、冷やしきつねうどんも。

 走行距離が少なかったので大福はやめておいた。

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アクセラ試乗

 軽自動車にも2年も乗ると遅さやエンジンの騒音には慣れてはきたが、右側面の圧迫感や安全性など慣れることがないことも多数ある。購入当初は家内専用のセカンドカーでぼくの使用頻度は極めて少なかったので、取り回し優先で選定したが、2年前にメインカーとなってからは、次の車検では軽以外の車にしたいと漠然と考えていた。
 車検は来年1月だが、エコカー補助金10万円の期限は9月末。車検をやめ補助金ゲットで差し引き20万円程度のメリットがある。申請時期を考慮すると7月登録が期限だろう。

 POLOもデビューしたばかりの1.2TSIを試乗して購入検討したが、結論としてPOLOはやめた。誠意を感じないディーラーの見積もりに嫌気がさしたのと、日本仕様の無理やりエコチューニングの評価が固まらない時期で信頼性への懸念が残るため。後段は1年もすれば変わるだろうが。特に見積もりについては下取り評価が相場よりも10万円以上も安く、たぶん交渉の中でこの価格をあげることで本体値引きをしない(値引きゼロ!)ような意図が見え隠れしたので不愉快だった(案の定一週間後に下取り価格アップを匂わす電話があった)。

 で、翌日マツダでまずはアクセラの試乗。ポロの価格を考えればアクセラは最上位の20Sが十分購入できる。遠めで見るとそれほどではないが近くで見ると意外と大きい。長さが4490、幅1755で3ナンバー。150馬力ある。
 中はスポーツカーの雰囲気。ドライビングポジションが低い車は座ると落ち着く。走るといきなり相当速いがこのドライビングポジションでは家族は運転できないだろう。それとi-Stop(自動アイドリングストップ)は予想どおりけっこうわずらわしい。多少時間がかかる信号待ちでは良いが短い信号待ちでは出発時のエンジン始動のわずかなタイムラグが気になる。
 燃費のいいスポーティカーもいいけど、i-stopをスポーティカーに搭載するのはどうも・・(設定でオフに出来るのかどうか不明)

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泉麻人「東京ふつうの喫茶店」

泉麻人「東京ふつうの喫茶店」 「キャラメルマキアート グランデ!」というようなオーダーをする店でない、中年のオジサンがほっとできるふつうの喫茶店を巡った泉麻人の本。ほとんどが東京であるが地方も一部ある。扱ったのは基本的に営業中の店舗だが、コラム的に思い出の喫茶店がいくつか載っている。
 本文を読んでいて、住所も地図もないなあと思ったら、巻末にまとまっていた。1ページに2列×4行の8店舗の名前、住所、連絡先、営業時間、裏面には簡単な地図がある。1枚づつ切り離して財布にどうぞ、という仕組み。

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後藤忠政「憚(はばか)りながら」

後藤忠政「憚(はばか)りながら」 非常に面白い。
 元山口組直参・後藤組組長の後藤忠政へのインタビューの書き起こし。5月末に刊行されたばかり。
 amazonでの紹介文には「竹中正久4代目の思い出、山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、企業社会への進出、政界との交流、武富士との攻防」とあるが、ここに挙げていないが「創価学会との攻防」に一章が割かれている。
 出生から時系列に語られるので後藤元組長の自叙伝的な語りとなっているが、その世界での氏の台頭に合わせて、敵対勢力や友好勢力、知人が徐々に有名人になってくる。

 やはりヤクザの上に立ってきた人でもあり、引退後には得度してしまった人でもあるので、党首が交代しただけで急激に支持率があがる平均的な日本国民よりも、よっぽど政治経済その他の知識や常識が備わっている、というか、この人、こんなことも分かっているのか、と思うことも多い。
 毒舌はもちろん、軽口でも読んでいてとても気持ちがいいのは主張の正しさや可笑しさだけにあるのではなく言う人の品格によるのである。

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永山地デジ中継局 2010/6/13


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 6月末に開局する永山地デジ中継局を探訪?したあと、多摩川方面へ走ってみた。
 川崎街道は平らで車も少なくて走り易い。
 最近は、多摩川方面に行っても多摩サイを走ることはほとんどなくなった。
 混んでて危ないし、楽しくない。

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多摩のまち 自転車探検

多摩のまち 自転車探検

 今年の5月に刊行されたばかりの本。
 対象地域はぼくがせいぜい2時間程度でいける場所ばかり。
 冒頭でいきなりジブリ映画の舞台として聖蹟桜ヶ丘が出てきたりする。

 スポーツ自転車ではなくママチャリでいける場所を選んでいる。未舗装路部分もあるので。

 近所のコースが多いものの、当然行ったことがない場所や知らない場所も多く、読み物として楽しい。デビュー前後のユーミンの歌に出てくる立川基地(現 立飛企業+昭和記念公園)のあたりや玉川上水など、昔は仕事で何度も行ったことがあるのに自転車では未済の場所も多い。

 読みものとして楽しいが、コースガイドとしてはやや難点もある。
 コース難易度の設定がかなりいい加減なのと注意点などの記載がない。多摩地区は都心に比べれば交通量は少ないとはいえ、国道20号などの幹線道路はかなりの交通量だし、路側帯も狭く、さらには歩道もせまくてママチャリでは困難なコースもある。先の桜ヶ丘のコースは「いろは坂」を登るコースだが、難易度は最低の星1つ。ママチャリであの坂を登るのはかなり大変だと思うが・・・。

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超訳 古事記

超訳 古事記
 公式文書である「日本書紀」はまあいいけど、神話集である「古事記」は一度読んでみたいと思っていた。
 
子供の頃のヤマタノオロチや因幡の白兎、そして伊勢神宮や出雲大社はもちろん、山歩きや地方を訪ねると神話にかかわる地名や伝承など、われわれの周囲には古事記に書かれた神々だらけ・・・。

 戸隠の天の岩戸の話や天孫降臨、はたまた最初の「なりなりて、なりあまりたる」など断片的には知っているが、はたして「古事記」の全体ってどうなっているの?という疑問を簡単に解明してくれる。

 正確には3部作のうちの1部、上巻のみを超訳したもので、神の誕生から神武天皇までが描かれている。

 音を重視した超訳となっているせいもあり、本文170ページながら1ページの文字数は極めて少なく1時間ほどで読めてしまう。

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ポロ POLO 1.2TSI 試乗

 すでに旧聞に属するが先週、フォルクスワーゲン ポロ POLO 1.2TSIに試乗してきた。
 試乗したのはコンフォートライン。その前週には上級モデルのハイラインを見てきたが試乗車ではなかったので内装の確認のみ。ステアリングが本革、アームレストやフォグランプの有無などは、このシリーズをチェックしている人ならご存知のとおり。
 POLOは3年前に前モデルの4ATがデビューした時からチェックしているが、当時ほど内装の質感への驚きはない。慣れてしまったかな。

 今回TSIのデビューとともに廃盤になる1.4リットル7速DSGのDOHCに11月に試乗しているので、それよりはいいだろうとの予測で試乗した。

 出足はいろいろ言われているように1.4DOHCよりもトルク不足でしばらくしてからターボが効くという印象が残るが、気にしなければまあ我慢できる範囲だろう。走り始めれば1.2TSIはシフトショックはなくトルクフルな走りをする。ただ俊敏ではない。Sモードにするとシフトアップ間隔はあがりよりパワフルな印象になるが、エンジン音が大きくなるほどには走行性能がアップするわけではなく、気が付くのは停止直前に妙なエンジンブレーキがかかることくらいか。

 たしかに7速DSGはよく考えられていて細かいシフトアップですぐに7速に入り、いかにもエコ運転してますという印象はあるのだが、そのぶんわずらわしい。試乗車は走行距離100キロ程度で、全体の燃費が10キロを切っていた。ほとんどが試乗の使用で坂道もあるが、リッター10キロが実効燃費だとすれば、まったくエコカーではない。
 POLO 1.2TSIの試乗レポートは昨年の春の欧米でのものが多いが、ご存知のとおり今回の日本仕様はエコカー減税をクリアできるようにコンピュータプログラムが日本独自仕様になっており、よりエコカー仕様、すなわちアンチ・パワー仕様になっている。
 全体の走行バランスは以前の4AT、昨年の7速DSGのDOHC、そして今回の1.2TSIという順がぼくの印象。
 低速ではDOHCのDSGで中速以降がTSIなら文句ないが。

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RYU’S倶楽部―「仲間」ではなく友人として

RYU’S倶楽部―「仲間」ではなく友人として
 対談集の醍醐味はホストがいかにゲストを引き出すか、であるが、それは逆にいえばゲストによっていかにホストが惹きだされるかということになる。
 村上龍の対談集の面白さはそこにある。インタビュアーとして淡々とホストの話を聞くのではなく、ゲスト顔負けの話をしてしまいゲストを喰ってしまう面白みがある。

 副題の―「仲間」ではなく友人として、とは、いつも一緒に群がっているのは単なる仲間、めったに会わなくても会えばわかるというかファーストプライオリティへの考えが似通っている、価値観が似ているのが友人というような区別をしている。
 職場の同僚や学校での同級生は単なる仲間であって友人ではない、ということだ。

 もっともそういいながらも冒頭に登場する山田詠美については「存在の耐えがたきサルサ」ではけっこう辛らつだったし???という部分もある。まああのときの相手が中上健次だったせいもあるかもしれない。村上龍は中上健次には頭があがらなかった。

 いずれにしても非常に広範囲なメンバーとの対談で村上らしさが出ている。「存在の耐えがたきサルサ」に比べるとひとりあたりの対談が短くて不十分なのが難点か。

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花菖蒲に早い中沢池 2010/6/6


より大きな地図で 花菖蒲に早い中沢池 2010/6/6 を表示

 中沢池公園に花菖蒲の咲き具合を見に行きました。
 ピークはあと、1,2週間後という感じです。

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村上龍映画小説集

村上龍映画小説集
 取り上げた作品は12。
 題名を見たときに中身のイメージが思い浮かばなかった。 いずれも(きっと)有名な作品なので題名を借りた短篇集かと思ったが、著者が佐世保から上京し、福生へと腰を落ち着ける?までの出来事を連作っぽく扱った小説集。主人公の名前はもちろんムラカミリュウではない。そうすることでこれが事実ではなくフィクションであることを明言している。登場する女性や扱った麻薬類もかなり創作だろうが、父が美術教師で、主人公が高校時代のバンドの連中と上京して美術学校っぽいところに入ったりする背景は村上龍の経歴と合致している。

 村上龍は映画好きで、自身でも監督をしたことがある。
 もちろん、ロックも好きだ。
 だからこそ書けた佳作といえる。
 上京したのは1970年。佐世保ではエンタープライズ入港阻止のデモがあり、当時の若者は全共闘に憧れた。しかし70年は日大が正常化し、東大安田講堂が落城した年でもある。

 そういう時代背景の中で「限りなく透明に近いブルー」が生まれてくるわけだが、この連作集に登場する人たちは「ブルー」に登場する人たちでもある。

 ちなみに扱った12作のうち、ぼくが見た記憶があるのは2つのみ。しかもTV。

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