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椎名誠「新宿遊牧民」

新宿遊牧民
 モンゴル人といえば容貌が似ていて純朴な印象であり、親しみが持てる。
 しかしモンゴル人にも白鵬もいれば朝青龍がいるようにさまざまで、この物語というか実録ではモンゴル人に散々騙される。「インディアン嘘つかないが、モンゴル人嘘つく」だそうだ。旧ソ連の衛星国家から急激に資本主義になった弊害だろう・・・。

 などというお堅い話はおわり。
 モンゴルのゲル(移動式の大型テント)に魅せられた著者が新宿のビルの屋上にこれを立てるまで(そしてあっという間に台風で飛ばされてしまうのだが)のお話であるが、そこに集う仲間との出会いや、登場人物によっては、彼の生い立ちから話をしているので434ページという大部になった。
 これだけでも十分楽しめるが、著者をめぐる実録物(というか椎名誠の場合、エッセイなども多く多くがノンフィクションだが)「哀愁の町に霧が降るのだ」とか「新橋烏森口青春編」や、「わしらは怪しい~」シリーズを読んでおくと背景がよくわかる。

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