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奥村康「不良」長寿のすすめ

奥村康 まじめは寿命を縮める 不良長寿のすすめ

 村上龍の対談集「存在の耐えがたきサルサ」での対談で興味が湧いたので読んでみた。
 著者は順天堂大の医学部教授で、免疫学の先生である。

 70年代に比べ喫煙者が減少し、軽いタバコが流行っているのに肺がん死者が増加している事象をどう説明するのか・・・。
 答えは免疫力とストレスにある・・・。

 人間のからだでは、一日1兆個の細胞が生まれ、その中の数千個はガンであるが、免疫細胞であるNK(ナチュラルキラー)細胞が元気であれば全部殲滅してくれる。NK細胞が活性化しないと殲滅できずにガンになる。 では、NK細胞を活性化させるにはどうすればいいか、というのが本書であり、その答えを端的に語ったのが表題である「不良長寿」である。
 若い頃は何をしてもNK細胞は元気なのでいいが、40代以降はストレスが最大の敵になる。

 無理な禁酒禁煙、ダイエット、強度の運動は厳禁。食べたいものを腹八分目に食べる。そして無理にでも笑う習慣をつける。健康管理は必要以上にしてはいけないことを各種の統計や実験データとともに語っている。
 危ないのは日本人のまじめさで、何でも前向きに少しは羽目をはずすことが大切。

 ストレスが良くないなんてどこでも語られる話だが、具体的にどのように作用しているかを実証的に説明しているのでわかりやすい。刺激がないことはよくないようで田舎暮らしの人はあぶない。年を取ったら少し太めがいい、コレステロール値は300までは放置、無農薬野菜のほうが危険、粗食では長生きできないなどなど、読めば読むほど面白いというか自分にとって都合がいい話が多い。

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