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村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ

村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ

 平成2年に中上健次と行った表題作「存在の耐えがたきサルサ」以降、平成10年までの村上龍の対談集である。
 坂本龍一、浅田彰、河合隼雄、庵野秀明、柄谷行人、蓮實重彦などバラエティに富んだ(飛んだ?)面々との対談で非常に興味深かった。
 読んでいる途中で話題になった本や対談者の著作を読んでみたくなり浅田彰「構造と力」にちょっかい出して挫折したり、河合隼雄の別の本に手を出したり(これから読む予定)、「甘えの構造」が話題になったので30年ぶり?に再読したり(読み始めたところ。土居先生も昨年89歳で亡くなられました)、まあ、ほかの本も読んでいたので結果的に3週間もかかってしまった。

 誰との対談というのは略すが、興味深かった話をいい加減に要約すると(たぶんこれだけでは意味不明だろうけど)。
・ユーミンや桑田はビートルズを聴いていたけど、最近の若いミュージシャンは聞いていない。
・サザンあたりから歌詞の一部に英語が入るようになったけどそれ以前は英語の歌詞はすべて英語だった。混ぜることへの恥ずかしさが消えてしまった。新宿南口をタイムズスクエアーと名づける恥ずかしさがなくなった。・YMOのコピーしていたBOOMを聞いて育ったやつらがもう30代。
・村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」は本当にダメだ。もうこの人は小説は書けないんではないか。ぼくも薄ら寒いものを感じた。彼は最初から小説家ではないという確信がある。
・女優が弱い。役者は頭悪いとだめ。北野武は女優がダメとわかっている。
・援助交際(といっても食事とカラオケ程度が多い)をしている女子高生は普通の子でしっかりと考えている。何もしない子はロボットのようだ。
・ケネディはカストロに嫉妬した。

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