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河合隼雄「ユング心理学入門」

河合隼雄「ユング心理学入門」

 だらだらと1週間ばかりかかって読んだ。
  なるほど、初心者にもよくわかる丁寧な記載で良書といえる。
  ユングの心理学には定義というか頭で理解しにくい用語がそこそこ出てくるが、例示が豊富なので少なくとも読んだその時だけは分かった気になる。

  もっとも、身の回りの人の行動や心理にそのどれを当てはめれば(真実ではないにしても)自分で納得できるかということはまた別問題で、ある用語について読むと、ああ、これは誰々のケースだなと思っても、また別の章を読むと、いやこっちかもしれないと思う。

  まあ、そんなに簡単に分析できるはずはないのである。

 面白かったのは、アニマ・アニムスの例でアメリカの若者の自動車への思いを記載した部分。アメリカの若者にとって女性的に表現されるアニマは自動車で、日本の若者はどうなんだろう、という記述がある。本書は1967年刊行なんでその当時の日本はまさにこれからモータリゼーションの時代になり、そしてご存知のとおり、バブル崩壊まで続く。そのあとの日本の若者のアニマは何だろうと考えてみると興味深い。

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