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「フロイトからユングへ―無意識の世界」

「フロイトからユングへ―無意識の世界」

 話題の「1Q84」をはじめ村上春樹の小説には「影」と思えるものが出てくる、とよく評論される。
「影」とはユング心理学の「影」である。村上春樹には「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という対談集があるが、河合隼雄とはユングを日本に紹介した心理学者である。
 というわけでユングでも読んでみようかと。

 学生時代の常としてぼくもショウペンハウアーとかフロイトは多少は読んだ記憶があるが、ユングは全く初めて、ということで「フロイトからユングへ―無意識の世界」という本を読んでみた。
 フロイトからアドラーを経てユングという流れの本である。

 フロイト編は非常に分かりやすい。アドラーはつけたしみたいな感じで多くの記述はない。
 ユングについては単体の記述はわかりずらいが、フロイトの弟子でもあったユングについてフロイトとの比較で語る部分はわかりやすい。
 ただ、当初の目的のユングについて知るには、この本はやや不向きであり、この本でも何箇所か引用されている名著(らしい)河合隼雄先生の「ユング心理学入門」を読まないとダメみたい。

P.S 「失われた時を求めて」はほとんど挫折状態

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