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屋上の黄色いテント

屋上の黄色いテント 椎名誠の本は夕刊紙や週刊誌に連載したコラムをまとめたものは良く読むが、久しぶりに小説家らしい短編集を読んだ。
 南へ北へ、日本はおろか世界の僻地にも日夜飛び回っている忙しい冒険作家のシーナさんも、こんな落ち着いた短篇がかけるのね、という感じを久しぶりに受けた。

 冒頭の「飛んでいった赤テント」はドタキャンされた友人への意地で来てしまった冬の南八ヶ岳での苦戦。そういえばこの人も昔はかなりハードに登っていたんだよなあ、と思い出す。
 書名の「屋上の黄色いテント」は火事でアパートを焼け出された著者が会社の屋上でテント暮らしをはじめその快適さと、屋上から垣間見る、人の生き様を感じる話で、やはり秀逸。
 もっともこれを絵にした、ロール・デュファイのカットは(ご本人はなかなかの美女だが)あまりいいとは思えない。著者がチョイ悪に書かれすぎているし、ポイントになる犬がかわいくない。余計だった気がする。

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