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立川談春「赤めだか」

赤めだか  落語は好きで以前はよくTVを見ていたが、もともと寄席に行くほどのことはなかったし、志ん朝が亡くなってからは、CDで済ませている。

 立川談志は子供の頃はなぜか林家三平とペアで記憶しており、三平のネタ(もちろん落語でなくて漫談)がかなりつまらない(当時の大人は本当に面白いと思ってみていたんだろうか。死後、昭和のエンターテイナーのように語られているのが不思議)のに対して、談志は刺激的で面白かった。
 そんな立川談志が落語協会を脱退し、立ち上げたのが立川流。談春はその早期の弟子である。立川流は志の輔は知っている(落語以外のTVでね。あ、高田文夫は知ってます)がそれ以外の立川流は談春も誰も知らなかった。この本はその談春が入門から真打になるまでの自伝である。1966年生まれ、刊行の2008年当時まだ42歳。で、なんで自伝を書いたのだろうか。

 AMAZONのレビューではかなり評価が高い。本書を読む前にレビューのいくつかを読み、少し期待して読んでみたが、話としてはそれなりに面白いが、5つ星をそれほどつけられるほどの本とは思えない。まあ落語の世界という独特の世界を垣間見ることができるという程度かな。

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