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村上春樹「村上ラヂオ」

村上春樹「村上ラヂオ」

 2000年から1年にわたり雑誌「アンアン」に連載していたエッセイ。
 読者層を意識した語り口になっていて読みやすい。もっともテーマについては村上春樹自身があとがきで述べているように特に性別や年齢層を意識せずに、好きなことを書いている。ただ、その書きぶり、語り口がまるでアンアンの読者層よりも少しだけ年長の男性が語るようにやさしく、古めの言葉や古めの事件、テーマについてはちょっとした説明を入れることでアンアン読者層でも、すんなりと読めるようにしている。
 大橋歩の挿絵もやわらかい。

 こんなところにも村上春樹が多くのファンを獲得するエッセンスが交じっている。

 単行本最後のエッセイは20世紀最後の大晦日で感動した話だった。
 というのにあやかったわけでもないが、2010年の最初のブログに取り上げてみた。

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