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カポーティ「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」

クリスマスの思い出

あるクリスマス

 カポーティの晩年の2冊のクリスマス本を村上春樹が翻訳している。
 「クリスマスの思い出」はとてもやさしい物語である。あとがきで村上が書いているように、この物語にはみんなが善意であり、一見怖そうなおじさんも、けっこういい人だったりする。AMAZONのレビューでも絶賛されているが、癒される作品である。
 今回、読み始めて、あれ、この話知っているとすぐわかりストーリーも記憶のとおりだったのだが、いつ、どこで読んだのかだけが思い出せない・・・。

 一方「あるクリスマス」は物語の年代は上記の「クリスマスの思い出」よりも1年前の話であるが、作品的にはカポーティの遺作になる。こちらもAMAZONのレビューに書かれているとおりの印象で、「クリスマスの思い出」があるから、あの登場人物と同じ人たちが出てくるから読めるけれど、これ単体では、なんかつまらない話である。「クリスマスの思い出」はファンタジー的だが、「あるクリスマス」は同じカテゴリーのものではない。

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