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「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」

村上春樹、河合隼雄に会いにいく
 1995年11月の対談である。この年は1月に阪神大震災があり3月に地下鉄サリン事件があった。
 河合隼雄は1928年生まれの心理学者。ユングを紹介したことで知られる(らしい)。青柳恵介らと「白洲正子をよむ」なんて本も書いている。
 河合隼雄は村上春樹のエッセイによく登場することで知っていたがどんな職業の人かはよく知らず、なんとなくいろいろなことを受け入れてくれる人という感じであったが、そのとおりであった。対談は「ねじまき鳥クロニクル」が完成したあとのであり、この物語の中心であるノモンハン事件の暴力的描写の意味あいなどが深く語られている。なんとなくウマが合う歳が離れた二人の二日間の対談。
 「物語」というものの意味や臨床心理士の手法など読むだけで河合先生の心の広さを感じられ、患者である村上春樹が癒されている。

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