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高千穂遥「ヒルクライマー」

高千穂遥「ヒルクライマー」

 自らも自転車に乗るSF作家・高千穂遥による坂バカストーリー。単純なストーリーだけにマンガのように楽しめる。何せ自転車さんが高幡不動、主人公が国立市、練習コースは尾根幹線と多摩サイから和田峠など東京西部の峠ということでイメージが湧きやすい(尾根幹線と多摩サイしか走ったことないけど)。
 さすがにヒルクライムレースに賭ける人たちの話なので、記載のレベルが高く、走行シーンも途中をすっ飛ばしてすぐに目的地に行きやすいのがやや難点。

 赤城やしらびそ、栂池のレースはコース図があると良かった。練習コースは上記のとおり東京周辺のよく知っている(車では)道なので、PC上に地図を表示しながら読んでいたが、ヒルクライムコース、特に栂池はちょっとわかりずらかった。

 ところで、高千穂さんのバイクはTREK マドン6.9Pro(2010年モデルで完成車105万円!)だそうだが、ぼくが2.1を購入したお店の定休日がこれまでの水曜日から、水・木の二日になった。まあ、平日はそんなにお客さん来ないんだろうけど、関東の自転車ショップの休業日は水曜が普通で、この曜日にレースが開催されることが多い。レースチームを有する自転車ショップはそのため水・木と休みにする店もあるが、あそこのお店もそういう流れなんだろうか。

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VW新型POLO日本上陸

 フォルクスワーゲンのNew POLOが噂より早く今月デビューした。こちら

 フォルクスワーゲンは今年は東京モーターショウにも出展しなかったが、これは良く言われるように自動車不況による経費削減が主要因であろうが、日本市場の低迷を背景としたマーケットの選別が働いているように思えた。そんなフォルクスワーゲンだけに日本は見捨てて1.4の投入も当初噂の12月でなく来年になるのかと懸念していたが、そういうことはなかったようだ。
 なにせフォルクスワーゲンだけは売上げ増加し、2015年にはトヨタを抜いて世界一を目指している。
 各種の試乗レポートで言われるように質感、性能、燃費などあらゆる面で、このクラスで対抗できる日本車は全くないし、当分出てこないだろう。ハイブリッドしかない日本市場はゴルフよりも一回り小さく5ナンバー枠に収まり、価格もゴルフよりも一回り安価なポロはコンパクトカー市場に大きなインパクトがありそうだ。

 投入機種は予定どおり1.4リットルの7速DSG。5ドアコンフォートラインのみで価格は203万円と旧POLOの1.4と全く同じなのは意外に安価な設定だった。あと10-20万円くらい高いのかもと思っていた。標準でほとんどフル装備なのでアクセサリーはアルミホイールにするかどうかぐらいだろう。

 燃費は17キロ/リットル。アクセルを踏み込まないで済む分、うちのekワゴン(10/15モード20キロ。実際の燃費10キロ前後)よりはかなり良さそう。もっともガソリンがハイオク指定だが。

 本命の1.2リットルTSIは来年6月ごろかと言われていたが、どうなるだろうか。0-100キロ加速9.7秒ながら燃費は1.4リッターを上回る18キロ。

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エンゾ早川「ロードバイクバイブル」

ロードバイクバイブル
 エンゾ早川ではあるが、この本は意外といい。「バイブル」は明らかに言い過ぎだろうが。
 ロードバイク初心者にとっては例えば(それが読者にとって本当に正しいかどうかは不明だが)下ハンの握り方のパターンとかは他の入門書には出ていない。
 ただ明らかにこんなこと書いたらダメなんではという記述も散見される(法律で決まっているベルを付けないとか・・)。写真を見る限り前方の前後の反射板もない。それとよく指摘されるがヘルメットをかぶっていない(これは法律ではないが)。
 あと、GIOS+カンパなんでSHIMANOとの差が気にはなる。

 しかし、総じて浅く広くながらツボを得ているように思えるのは、2006年刊行なんでまだエンゾのいやらしさが前面に出ていないからかも。

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エンゾ早川のロードバイクドリル

エンゾ早川のロードバイクドリル

 前半はわかりやすいが後半は自分の力量のせいもありわかりにくい。具体的にどうすればいいのか、が不足している。ただ、こういうことができるようになればいいんだな、ということはわかる。

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TREK2.1C フロントトリプル化

真ん中のギアが目立つか
 先日の城山湖の激坂での挫折をきっかけに、フロントをトリプル化しました。
もともとロード検討時に貧脚なんでトリプルがいいんだけどなあ、と思っていたし、ネットを見るとクライマーの皆さんはけっこうトリプル化しているようなんでロードでのトリプルもありかなと(そういう部品もあるわけだし)。
 前後ディレーラー、クランク、BB、チェーンと駆動系を全部入れ替え、調整も必要なのでブキな私は素直に販売店へ・・・。TIAGRAなので部品も安価。
購入時に交換した前後ブレーキ、標準のシフターを含めすべてTIAGRAで統一され、TREKなのはフレームとホイールなど上部だけ。
 

詳細&写真

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ご当地バカ百景 ウワサの物産展

ご当地バカ百景 ウワサの物産展バカ日本地図―全国のバカが考えた脳内列島MAP
「ご当地バカ百景 ウワサの物産展」は、2005年に開始されたユーザー参加型「バカ日本地図」プロジェクト のシリーズである。最初のこの企画を本にまとめたものが「バカ日本地図―全国のバカが考えた脳内列島MAP」である。
 「バカ日本地図」はバカな日本人が頭に描く、日本地図をサイトにユーザが反映していくもので、「鳥取と島根が左右わからん」とか「仙台は知っているが宮城県はわからない」「軽井沢はどこだ」というようなものを図化していくものでその遷移がなかなか面白かった。ただ、これはネットを見ていると面白くて、本にしてしまうと細かい部分をはしょってしまうのでやや面白みに欠けた印象がある。

「ご当地バカ百景 ウワサの物産展」もネットでリアルに変化しているわけではないので書籍化したことで失われた部分もあるだろうが、トピックについてのコメントを掲載するなど掲載手法を改善したこともあり、かなり面白い。
「XX県人に言ってはいけないこと」から始まり大小のトピックが続く。
学生まで横浜在住の神奈川人のぼくの場合、この本の内容とぼく自身のオリジナルを含めてこんな感じかな。
・シューマイをシウマイと書く。崎陽軒のシウマイ弁当を食べた経験がある(今でもデパートで買います)
国道1号のことを国1ではなく1国(いちこく)という。え、言わないの?
・大晦日に聞くのは除夜の鐘ではなく汽笛。だって家にいると聞こえるし・・・。でも近所のお寺の除夜の鐘も聞こえたけど。
・横浜市民は市歌をうたえるらしい。当然です、小中学校の通信簿に歌詞が書いてあり(作詞者の森林太郎が鴎外だと知ったのはかなりあと)行事があると歌います。今でも歌えます。「♪わがひのものとはしまぐによ・・・」 6月2日は開港記念日で市立小中学校は休み

ちなみに東京人:おでんのちくわぶを「全国区」だと思ってる。東京西部に育った人間は浅草案内ができない。行ったことないので・・・。も、当たっている

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村上春樹「螢・納屋を焼く・その他の短編」

螢・納屋を焼く・その他の短編

 村上春樹の短編集「螢・納屋を焼く・その他の短編」を再読した。ずいぶん昔に読んだのにけっこう覚えているのと全く記憶にない作品があったと思ったら、すぐにその理由がわかった。

「螢」:ごぞんじ「ノルウェイの森」の元ネタで最近「文學界臨時増刊 村上春樹ブック」の中でも一部を読んだから。
 ところで「螢」や「ノルウェイの森」の主人公・僕が住んでいた学生寮は村上春樹が学生時代を過ごした
和敬塾がモデルであることはよく知られている。
ぼくの学生時代の同級生にもこの寮に住んでいる奴がいた。それが誰だったかはもうよく覚えていないのだが、一人暮らしに憧れていながら残念ながら自宅通学となったぼくからみると、女子寮ならともかくわざわざ男子寮に入るとは感心もし、意外にも思ったものだ。
 この和敬塾、元の外務大臣の中曽根弘文の義父が私財を投げ打って開設したそうだ。

「納屋を焼く、踊る小人」:1年前に短編集「象の消滅」で読んでいる。

「めくらやなぎと眠る女、三つのドイツ幻想」:記憶なし・・・。「めくらやなぎ・・・」はいとこの中学生を連れて病院に行くだけの話であるが、病院の食堂で過去に病院に見舞いに行ったときの光景を思い出していく。その過去のシーンの人物が主人公・僕と友人とその彼女、ということでなんとく「ノルウェイの森」っぽい。
 「三つのドイツ幻想」:よく意味がわからない・・・。

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991

 それにくらべると同じ短編集「象の消滅」のほうが収録されている短編、その出来、読みやすさなどあらゆる点で良いと思う。

【収録作品】
ねじまき鳥と火曜日の女たち/パン屋再襲撃/カンガルー通信/四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて/眠り/ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界/レーダーホーゼン/納屋を焼く/緑色の獣/ファミリー・アフェア/窓/TVピープル/中国行きのスロウ・ボート/踊る小人/午後の最後の芝生/象の消滅

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M.C.エッシャー

M.C.エッシャー

 深夜TV「たけしのコマ大数学科」で「ポリアの壺」の問題(もちろん知らなかった)をやっていたので、ポリアの影響を受けたM.C.エッシャーの本を見てみた。たまたま、横浜で展覧会をやっていたので行こうかとも考えたが、よく考えるとエッシャーの作品は版画であり芸術ではあるが、実物を見ること書籍で見ることの差がかなり少ないと思えるので本で済ませた。

 M.C.エッシャーの版画を最初に見たのは中学くらいだろうか。それが不可思議な建物の版画だったのか、蟻が何匹もメビウスの環を歩いている作品だったかは覚えていないが・・・。
 それ以降、ときどき目にするが、この本で取り上げられている作品はそのいずれも見覚えのある作品ばかりである。彼の全作品、特に「だまし絵」といわれる不可思議な版画がどれほどあるのかは知らないが、彼の作品をひととおり見るのであればこの本で十分と思える。巻頭に1作品ごとの彼自身による解説があり、わかりやすい。

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PD-M970 XTR

 TREK2.1用のペダルを交換した。PD-M970 XTR
 従来のはクロスにつけていたもの。今回もMTB仕様だが、周囲のケージがないので見た目もすっきり。

XTR

 XTRはM424のようなポップアップ機構はない通常のペダル。今のところ、停止したまま右足を固定することができず、一漕ぎしてから右がはまり、そのあとで左を固定するという感じになるので、発進時にもたつく。慣れで解消するのかどうか。 ただ、固定したあとは軽快です。

 ケージがないので余計にぶつかるところがない、踏んでいる感覚がいい。回しているときに軽さを感じる。

 少し懸念していた、停止時のリリースも強度を緩くしたので全く問題ない。

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甲信越周辺スポーツサイクリングコースガイド

甲信越周辺スポーツサイクリングコースガイド
 その名のとおり甲信越のサイクリングコースのガイドである。最初に乗鞍エコーライン、ツール・ド・美ヶ原、しらびそ高原と3つの有名コース、そのあとに甲信越の代表的なコースがカラーで掲載されている。地図も見やすい。いずれも1日から2日のコース、距離で60キロから130キロほどのロングコースが主体。XX%の坂がある、ここは27Tのスプロケがほしいなど実感がわく解説がわかりやすい。
 ヒルクライムや輪行に役立つコラムもあり、1冊手元にあってもいいかなと思わせる。

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多摩川サイクリングマップ

多摩川サイクリングマップ

 多摩川のサイクリングマップは多数あるが、その中でも見やすいほうかな。羽田から奥多摩湖、笠取山まで案内。モノクロなのでちょっと写真が見にくいのと、周辺スポットとサイクリングロード上のポイントがごっちゃになっているのがいまいち。

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城山湖


より大きな地図で 城山湖 2009/10/11 を表示

 城山湖に行って来ました。
 最後の激坂が登れませんでした。貧脚を実感。
 でも、いい天気で山頂付近はさわやかで暑いくらいでした。

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調布飛行場


より大きな地図で 調布飛行場 2009/10/10 を表示

 午後から調布飛行場を見てきました。
 これが飛行場?とびっくりするほど静かでこじんまりした飛行場でした。

 詳細&写真

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高千穂遥「自転車三昧」

自転車三昧
 内容を全然知らないで高千穂遥「自転車三昧」を読んでみた。どこかで読んだような話があるなと思ったら高千穂さんの「自転車で痩せた人」を以前に読んでいた。そうだ、この人、調布に住んでいる作家で平日多摩サイを走っているんだ。
 「自転車で痩せた人」が結果的にダイエットしてしまった高千穂さんが自転車の買い方やら楽しみ方を初心者向けに解説した本に近いが、本書「自転車三昧」はみずからはまった経緯や「思想」を書いている。「思想」といってもエンゾ早川(けっして嫌いじゃないけど)のような押しつけではなく、趣味は「目標」を持つと達成時に見失うが「思想」はいつまでも持ち続けられるから飽きない、というような話である。
 最初はいきなりママチャリ編である。氏の自転車生活の半分はママチャリで占められる。なぜならロードは買い物もできないから・・・。そのあとポタリング、ロードバイク思想編、実践編、さらにはなぜかピスト(固定ギアでブレーキがない競輪用自転車のようなもの)。
 もちろん交通法規や役人へのクレームもある。
 最後に自転車に乗らないで楽しむ編があり、その中に競輪場(場所柄、京王閣である)通いがある。なぜそうなったかといえばロードのヨーロッパのプロ選手が走りに来るのを見に行ったからである。なんだそんなそばでトッププロが見られるのか、ではまったようだ。先の京王閣のサイトを見ると入場料は50円!、有料席に入っても200円でテーブル付き、ドリンク50円・・・。ものすごく安い(でもここの常連の方はこの何百倍も車券を購入されるんだろうが・・・)。近所だし1回くらいのぞいてもいいかなと思うが、他のお客様を想像するとちょっと退きます・・・。

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多摩サイを羽村まで


より大きな地図で 多摩サイを羽村まで 2009/10/4 を表示

 多摩サイの開始点・羽村までやっと行ってきました。
 往復、55キロ。多摩サイも調布から府中・立川あたりまでは混みますが、上部は人も自転車も少ないです。中流部ほど整備されてませんが。

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村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」

ダンス・ダンス・ダンス

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」を久しぶりに読んだ。
 「1Q84」が発売前から空前の売上げとなり、最短記録で100万部を突破、「なぜ村上作品は売れるか」などというサイトやブログの記事が多数あり、村上春樹そのものががブランドとなったなどいろいろ書かれている。まあ、それはいい。

 初期3部作の続編にあたる。3部作を読み、「ノルウェイの森」を読み、されにこの作品を読む。順番に読んでいくとストーリーテラーとして村上春樹のある意味わかりやすさとともに正確な言葉の選択がだんだんと進化しているように思える。
 続編は通常は本編よりも劣るものだが、まったくそういうところがなく、本編を読んでいなくても理解できることはもちろんだが、ストーリーも文章も登場人物も面白い。石田衣良あたりの軽いのを読んだあとだけに読み始めてすぐに「全然違う」と感じた。それはどっちがいいとか悪いとかの問題ではなく大衆文学と純文学の違いでもあり、ジャズとクラシックの違いのようなものだ(なんか「僕」のような言い方になってしまっている・・・)。

 「ダンス・ダンス・ダンス」は1988年の刊行。書かれている時代はバブル期である。「1Q84」と同時代かあるいは少しあとくらいだろう。

 「僕」の中学時代の同級生でハンサムな俳優の五反田君が「僕」に向かって言った言葉が時代を象徴している。
「何度も何度も反復して情報を与えるんだ。そうすりゃみんな頭から信じ込んでしまう。住むんなら港区、車はBMW、時計はロレックスってね。ある種の人間はそういうものを手に入れることで差異化が達成されると思っているんだ。みんなとは違うと思うのさ。そうすることによって結局みんなと同じになってることに気がつかないんだ。想像力というものが不足しているだ。」(太字は原文では傍点)

 今でもこういう奴いるけど、というか今のように不況だと想像力不足に昔よりもさらに気がつきにくい。

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東京無事落選

 2016年のオリンピック開催地から東京が無事落選してホッとした。
 ホスト国特典があり、異国で競技しないで済む出場選手には残念な結果だったろう。

 オリンピックの東京への誘致については雑誌「選択」の記事を読むまでもなく、石原都政と鹿島建設の癒着の象徴と言われる。築地市場の移転も跡地にオリンピックメディアセンターなどの再開発のため。誘致運動だけで150億円を使い、築地移転先の豊洲は土地改良費だけで1000億円。オリンピックが決まればインフラ整備に10兆円かかる。

 まあ、南米初の開催となり、支持率も違うリオと東京では比較にならない。IOC副会長の猪谷千春は東京の当選確率は50%以上だろうと9月24日に話をしていたが、決定後の今日のニュースではIOCの委員全員がなんとかリオにと思っていたのでは、と明かしている。まあ本人も東京になるとはハナから思っていなかっただろう。

 さて、この招致運動、オリンピック出場経験がある選手はもちろん、経験のない有名選手もコペンハーゲンに行かされている。今年、ツール・ド・フランスに日本人として13年ぶりに出場、完走を果たした、別府・新城の二人のサイクリニストにも白羽の矢が立ち、二人もコペンハーゲンに行っていることを知った。新城のブログにはすでに落選後の感想もアップされていた。
 2016年のリオ五輪では自転車ロードは男子239キロのコースという。
 仮に東京になっていたら自転車ロードはどこを走る予定だったのだろう。1964年の東京大会では八王子郊外だったが、今では同じコースは走れないだろう。まさか大井埠頭のつもりだったのでは・・。

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