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再読・村上春樹初期3部作

風の歌を聴け

1973年のピンボール

羊をめぐる冒険
「村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)」を読んでから初期の作品を読み直したい、ということで読み直しました、初期3部作。

 この3作を読んだのは20年以上も前、しかも「ノルウェイ」に続いて読んだので「風の歌を聴け」はともかく「1973年のピンボール」の不思議な世界、そして「羊をめぐる冒険」の暗い世界に打ちのめされたような記憶がある。
 しかし、村上作品に慣れたということもあり、また「イエローページ」で試みられたひとつの解釈を得たせいか、今回はいずれの作品も妙に読後感がいい。
 とはいえ、あらすじ以外のエピソードは全く記憶になく、ときおり、ああ、こんな台詞があったかも、と思えるくらいで、初めて読むようにわくわくしながら読めた。
 特に「羊をめぐる冒険」については最初に読んだ時は牧場へのカーブの道の陰鬱な感じばかりが印象に残ったが、今回はそこもさらりとかわし、却って猫の「いわし」や「国境の南」とかあるいは最後のジェイとの会話など明るい部分だけが新たな発見をしたようで得した感じ。


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