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米津 一成「自転車で遠くへ行きたい。」

米津 一成「自転車で遠くへ行きたい。」
 「自転車で遠くへ行きたい。」は、同名のmixiのコミュの管理人である米津さんの著作である、というか同名のコミュがあるなあと思っていたら、管理人がこの本の著者だった・・・。
 自転車の入門書、魅力を使える著書としてはなかなか良い出来だと思う。
 ロングライドの基準をまずは100キロに置き、そこまでの道のり、それからの話、600キロのブルベと「距離感が壊れた人」になっていく・・・。
 最初に100キロを超えたのがなんと「ツール・ド・おきなわ」本島一周コースでその2ヶ月前に自転車を購入するという泥縄から始まった米津さんのロングライドが「心理的壁」と「体力の壁」を超えたあとは怒濤のように距離が伸びていくのはとても不思議である。
 米津さんのサイトPedalFar!のトップページには自宅の住所と距離を入力するとその範囲をGoogleMpas上で描いてくれる。
 100キロで描くと西は山梨県の北杜市、往復を考慮して50キロでも奥多摩湖を越えてしまう・・・。
 たしかに初心者にとって「とても行けない」と思える遠さである。
 しかし米津さんが、ロングライドで最初にどこへ行けばいいかと聞かれたら答える「以前に車で行ったところ」に該当する場所でもある。北杜市は毎年のように桜と南アルプスを見に行ったし、奥多摩湖界隈もよく走ったものだ・・・。
 その前にまずは多摩サイを羽村まで行かないと話にならないか・・。そのためには車で出かけた頃のようにまずは早起きしないと・・・。

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再びマドンに試乗

 再びマドンに試乗。もっともマドンといっても試乗車のサイズなどもあり、女性用の4.5WSD。素材は5/6シリーズのOCLVカーボンではなくTCTカーボン。重量は8キロ台とのことだったが片手で楽勝の軽さ。
 前回は全く初めてだったので駐車場をちょこっと乗っただけだったが、今回はお店の裏にある道を走ってみた。平地が200メートルほどの先に5%弱の坂が上まで続き全部で500メートル弱程度。WSDは前が3枚ギア(50/39/30)だが、通常のロードバイクはコンパクトクランクで2枚(50/34)なのでインナーは使わずに走った。ここを3往復してみた。

 はじめてまともにドロップハンドルのロードに乗った印象。
1.車体はとても軽い・・・。
2.ドロップハンドルは上ハンドルからブレーキがぼくの手の大きさだと遠い(ティアグラ以下だともう少し調整できるようだが105以上は自分でスペーサを入れるしかないらしい)。上下のハンドルの持ち替えがちょっと怖い(すぐ慣れそうだが)。
3.前傾の乗車姿勢はいい感じだが、長距離ではどうなるのかは不明

 で、結論として、バイクは軽いがエンジン(=自分の足-体重)が貧弱とわかった(当然だが)。下りはとても安定しており初めてにもかかわらずそこそこの速度(たぶん40キロくらい)で問題なく下れる。
 いずれにしても、もう少し楽に登れるかと思ったが、そう甘くない。

 当初候補にあげたTREK 2.3は2010年モデルではカーボンバックではなくオールアルミ(でコンポがフルSHIMANOで価格据え置き)になり候補から外れる。
 2010年モデルは値下げでフルカーボンのロングライド向けスペシャライズド ルーベ・エリートコンパクトが第一候補だったが、今日の印象では車体重量を重視してフルカーボンにしても、あまり意味がなさそうなので、アルミ+カーボンバック程度(だと20万円以下で多数ある)で検討してみることに。
 それと入門用と割り切るなら105にも拘らず、ギアのインジゲータがある9速のティアグラにしたほうが返っていいのではないかとも思える。ティアグラにすれば105よりも3,4万円安価になる。

 ってことで、とりあえず7.3FXのヘッドのスペーサー2枚を抜いて2センチハンドルを下げてみました。

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竹内政明「夜更けにコラムを―「経済大乱」見聞記」

竹内政明「夜更けにコラムを―「経済大乱」見聞記」

 「天声人語」など新聞一面のコラムで今一番冴えているのが読売新聞の「編集手帳」のようだ。ぼくは新聞を購読していないので「あらたにす」で朝日、日経、読売のコラムを読んでいるが、毎日読みたいと思うのはやはり「編集手帳」である。
「夜更けにコラムを―「経済大乱」見聞記」は、「編集手帳」をひとりで書き続けている竹内政明のコラム集。しかも「編集手帳」ではなく「けいざい独言」をまとめたもの。書かれたのは97年から99年と今から10年前。当時は失われた10年の終盤、山一証券や北拓銀行が破綻し、政権交代もあり、10年後の今日と状況がよく似ており、昨日かかれたコラムのように思えるものも多い。
 哀しいのは10年前に氏が嘆いた事象に大きな変化はなく、かつ当時はまだ現役であったそれなりに大物政治家や財界人が昨今には見あたらないことである。

「軽妙で辛辣、含蓄に富む極上の味わい。と書評にあるが、まるざ落語の三題話のように、全く関係ないネタから時事ネタを繰り出し、思わずニヤリとするまとめ方と見識の広さは往年の深代惇郎を彷彿とさせる。

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エンゾ早川「まちがいだらけの自転車えらび 」

エンゾ早川「まちがいだらけの自転車えらび―幸福な自転車乗りになるための正しいロードバイクの買いかた 」

「まちがいだらけの自転車えらび―幸福な自転車乗りになるための正しいロードバイクの買いかた 」は、あのエンゾ早川さんの本である。なかなか面白い。
 AMAZONのレビューめちゃくちゃけなされているが、表現方法はどうあれ、基本的な主張は正しい気がする。もっともメーカーの事情については判断のしようがない。また本の厚さの割には主張していることは少ないし、あっと驚くようなことが書いてあるわけではない。

 【誰でも正論だと思う主張】
・知識がないのに量販店に行くな、インターネットで自転車を買うな、金があるのに完成品を買うな、不快であることを自転車のせいにするな。
最後のは「自転車のせいだけにするな」なら正しいだろう。

 【たぶん正論ではないかと思われる主張】
 ・タイヤ&ホイールが大切。メーカーの完成車はフレーム素材とコンポで釣ってホイールが手抜き。クロモリがいい。まともな自転車にかけるべき価格は35万から70万。「身長-100」以下の体重にしてから乗れ。千葉洋三さんとの対話におけるクロモリとカーボンの話。クリンチャーよりチューブラーがいい。

 【どうかなと思う主張】
・GIOSとカンパニューロの悪口がない。メーカーの悪口についてもう少し根拠というか情報ネタがないと信頼感がなくなる。情報の秘匿とかあるから簡単ではないだろうけど。せっかくだからもう少しメーカー別に整理してここがダメとやってほしかった。

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ブレッド&バターIN 鎌倉歐林洞

 久しぶりにブレッド&バターのコンサートに行って来ました。往復ロマンスカー!
多摩市からだと鎌倉までは小田急で藤沢、東海道線で大船経由が一番早い。
新百合ヶ丘で3台のロマンスカーの通過を見て(1台は手前の急行が邪魔で写真撮れず。5000系VSE)、藤沢の手前では江ノ島も見えて湘南の雰囲気を少し味わいながら鎌倉へ。駅前に来るのはたぶん30年以上ぶりくらい。北鎌倉への道を戻ると会場の歐林洞がある。2階建ての重厚な作りの喫茶店である。ケーキや紅茶の値段がちと違う・・・。

 会場は2階のギャラリーに椅子を並べてちょうど100人くらいか。最後列でも7列しかない。ステージが近い。
 曲はおなじみの古いアルバムや最新の「海岸へおいでよ」からが中心。45分ほどで第一部が終了し、ケーキタイムで1階でケーキ、ワイン、紅茶をいただく。ブレバタも常連客と歓談している。

 20分ほどで休憩を終え第2部。第2部はゲストに浜口茂外也を迎える。彼のことは知らなかったが父が浜口庫之助でブレバタとは10代頃からのつきあいで、ブレバタのふたりが湘南で600坪の岩倉邸でカフェを経営していたときのコミューンのひとりでもある。

 和気藹々の雰囲気で会場を巻き込み、フィナーレそしてアンコール3曲めは「あの頃のまま」。この曲のイントロがギターで流れると目頭を押さえる人多し。わかります。
 それにしても中高年が多かった・・・。まあ、おにいちゃんは1943年7月11日生まれの66歳ですから。

 会場が小さいライブはとてもいい。

10000系HiSE。新百合ヶ丘にて初めて見ました。60000系MSE
10000系HiSE。新百合ヶ丘にて
2009/08/22 15:30:57
初めて見ました。60000系MSE
2009/08/22 15:42:01
ぼくの乗った30000系EXE。小田急の型番は桁が多いね。昔の南海みたい 会場の鎌倉・雪ノ下の欧林洞
ぼくの乗った30000系EXE。小田急の型番は桁が多いね。昔の南海みたい
2009/08/22 16:16:32
会場の鎌倉・雪ノ下の歐林洞
2009/08/22 16:45:07
反対側から黄昏時
反対側から
2009/08/22 16:45:39
黄昏時
2009/08/22 18:09:21

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エンゾ早川「ジロ・ディ・箱根」

エンゾ早川「ジロ・ディ・箱根」

「ジロ・ディ・箱根」は、エンゾ早川さんの自転車屋さんに集まる人たちによる箱根2周!の草レースの話である。本人もお客さんも最初は箱根をなんとか1回登れるかどうかのあたりからついに2周するレース、最後には3周というのまで出てくる。3周だと出発点の茅ヶ崎の自転車屋さんから距離230キロ!、標高差3,900m。山岳レースとしてはツール・ド・フランスを上回るジロ・デ・イタリアにあやかった草レースの名前にふさわしい。

 もちろんお客さんがみんながみんな完走できるわけではないし、ぼくが茅ヶ崎界隈に住んでいてここで自転車を作っても参加しないだろうけど、いわゆるアマチュアレース以外にこういう形の自由走行があってもいいと思う。
 個人的に興味深いのは椎間板ヘルニアに襲われた著者が自転車トレーニングで半年で自然治癒させたこと。
 宗教的な記述が??と思うところがあるが、ぼくも山歩きをしていたころときどき山の神様というか自然に抱擁されるような感覚を持つこともあるので、自転車で走っていてもそういうのがあってもいいかもしれない。

 エンゾ早川さんは単なる自転車屋なので、否定する人がけっこう多く、AMAZONのレビューにも叩いている人がいるが、ロードレーサーで普段は30キロ以下で走っているんだろうか。すべての自転車雑誌がスピード違反を推奨していることになるけど。

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「OVERCOMING -ツール・ド・フランス 激闘の真実」

OVERCOMING -ツール・ド・フランス 激闘の真実

「OVERCOMING -ツール・ド・フランス 激闘の真実」は、まだランスが連覇していた頃、2004年のツール・ド・フランスにおけるチームCSCを中心とした記録映画である。

 時代や背景、登場人物についてなどのナレーションや説明は一切なく、淡々と記録が再生される。
自転車レースやツール・ド・フランスを知らない人が見てもきっとまったく理解できない。そういう意味では中級向けの映画である。

 映画製作時はまだエースではなかったカルロス・サストレの義兄がレース最中に薬物中毒で急死したり、もちろん落車や骨折によるリタイヤ、そうでない正常な選手でもレース後のマッサージでの疲れた様子などの舞台裏がそのまま流れる。

 バッソの母親が癌となり、癌を克服したランス・アームストロングに相談をし、化学療法を始める初日のレースでバッソはランスと競ってステージ優勝するのがひとつのクライマックスではあるが、翌日のレースでは同じ二人の一騎討ちで今度はランスが勝つ。前日のバッソの優勝については「今日は勝てなくてうれしかった」というランスの言葉も残されており、やや疑念がある。ステージレースではわざと勝たないこともあるにはあるが・・・。

 ツール・ド・フランスの記録映画ということで熱い戦いやレースの模様を予測すると裏切られる。監督も選手もふつうの人間だということがわかる。悪い映画ではない。

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サドル高を上げる 2009/8/16


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 購入以来初めてサドル高を高くしてみました。
 なんとなく快調

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TREK マドン試乗 2009/8/15


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TREKのマドン4.5をちょっとだけ試乗してみました。

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「村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)」

村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)

加藤典洋「村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)」は、「風の歌を聴け」から「ねじまき鳥クロニクル」までの研究本である。

 ところで、「ノルウェイの森」が映画化されるらしい。トラン・アン・ユン監督、松山ケンイチ、菊地凛子という面々らしい。う~ん、どうなんだろう。「セカチュー」を映画化するのとは違うような。単なる恋愛ものではなく思想をもった作品の映画化例として(ぼくが見たものでは)三島由紀夫「春の雪」があるが、なかなかよく出来た映画とはいえ、「豊饒の海」全編を貫く転生はほとんど姿を見せない。
 さて「ノルウェイの森」は単純な恋愛小説だろうか。
 村上の作品を初めて読んだのがミーハーにも売れている最中の「ノルウェイの森」で、その後発表順に読み今に至る。で、もう一度読もうかなと思っているのだが、からくりを楽しむ、あるいは仕入れてから読むのも、実は難解な村上作品にはありかな、ということで冒頭の研究本を読んでみた。

 で、やっぱり「風の歌を聴け」から順番に読まないとダメだと思った。

 ただ「世界の終わりと・・」と「ねじまき鳥」は再読したくないので初期3部作を読んでからその次に読むつもり。

 さて、この研究本。いささかマニアックではあるが、なかなか面白い。たとえば「風の歌」では冒頭に「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終わる」と書いてあるにも関わらず、読み終わったあとにちょっと計算すると1週間余計にかかっていることがわかる。これは村上の計算ミスか?そんなわけはない、ここにこの物語の意味がある、ということでからくり(というか著者の見解)を述べていく。
 正直なところ「国境の南」や「ねじまき鳥」あたりになると初期3部作から続く、いろいろな仕掛けに辟易する部分もあるが、つじつまはあっているように思える。なかなか面白い。

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GIANT on 多摩サイ 2009/8/9


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今日も雷雨がありそうなので近場のどこかへと思っていたところ、最近ハンドルを加工したGIANT乗りの友人からメールが。自転車で出かけたときはメールで報告をしあっているのが会うのは今年初めて・・・。
 多摩サイの調布あたりでといういい加減な待ち合わせで、お互い東西から進むと、ちょうど矢野口で多摩サイに乗ったところで出会った。
 ハンドルよりもサドルがかなり高くなっていて格好いいなあ。

写真

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多摩サイの花 2009/8/3


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 稲城まで蕎麦やを探しに行ってみつからず府中で蕎麦を食べて多摩サイから帰りました。黄色い花がきれいでした。平日の多摩サイは空いてていいなあ。

 詳細&写真

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今中大介のロードバイクバイブル

今中大介のロードバイクバイブル
 今中さんてホントウに自転車が好きで好きでたまらないんだなあ、と思える1冊が、今中大介のロードバイクバイブルだ。
 AMAZONの目次に詳細が出ているが、前半は今中さんが自転車と出会い、近代ツールドフランスに日本人として初めての出場、そして引退までの選手生活が描かれている。とはいえけっして長々としたストーリーではなく、見開き単位でエピソード的に書かれているのでとても読みやすい。
 この部分がほほえましいくらいに今中さんの自転車への愛を感じる。

 後半はレースの為のトレーニングや食事などの話から始まるが、そこそこのホビーレーサーを対象にしているのでぼくにはあんまり関係ない(というか、そんなにトレーニングできません・・・)ものの、考え方は参考になる。さらにパーツ選びや自転車ハードへの考え方が記載されているが、このあたりは2005年刊行という時期を勘案しても、参考になることが多い。自転車に限らず世はカーボン全盛時代だが、自転車についていえばアルミのフレームもまだ10年とそこそこくらいの歴史しかないらしい。

 「ロードバイクバイブル」という題名だけが、本文の構成とはややずれている印象がある。

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