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外山滋比古「日本語の作法」

外山滋比古「日本語の作法」
 外山滋比古という著者の懐かしい響きに誘われて読んでみた。学生の頃を思い出す。正しい日本語にこだわる著者は正しい日本語を書く。したがって現代国語の問題によく取り上げられた。小林秀雄のような難解な文章ではなかったのが救いであるが。

 というわけでいかにも正しい日本語についての本である。
 1923年生まれということもありITやインターネットの世界についてはいささか堅めの印象をお持ちながらWEB閲覧くらいはされているようでそのようなネタもある。

 正しい日本語についての本というとさすがに五十歳間近の自分にはわかり切ったことが多いが、この方の本はさすがにそんなレベルにはとどまらない。もちろん氏は日本語の崩壊を悲しんでいるが、言葉は変化していくものとの理解や諦観もあり、ジジイの愚痴や説教に聞こえないのがさすがである。
 誤用もみんなが使えばそれが正しい言葉になっていく。そのいくつかはAMAZONのレビューにあがっているのでごらんいただくとして、日本語の使い方のみならず、相手との距離の置き方やしぐさなどビジネスマナーの本でもある。

 活字が大きく行間もゆったりとしており、それだけで味わって読もうかという気になる。

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