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映画「剣岳 点の記」

映画「剣岳 点の記」を見てきた。
新田次郎の原作を読んだのは拙作WEBに記録がないのでたぶん10年以上前、たぶん20年以上前だと思う。
 原作が史実に基づいているので、陸地測量部の測量手柴崎が三角点設置のため、未踏の剣岳に宇治長次郎と登頂に成功したが、登頂した山頂には奈良時代のものと思われる修験者の錫杖があったため、初登頂ではなかったという流れは変えようもない。

 映画で良かったのはなんといっても映像の美しさ。これでもかこれでもかというくらいに四季の剣岳と周辺の山々が写っている。
 気に入らないと思ったのは初登頂をかけてせめぎ合う日本山岳会の小島烏水(うすい)の描き方。最初はキザなインテリ風に登場し、後半以降は柴崎に敬意を評しているが、小島は金持ちではなかったし、ああいう性格ではなかったとその著書に触れると感じる。映画をわかりやすくするとはいえちょっとなあ、という感じがした。小島についてはこちらがよくまとまっている。

 登頂や測量の仕事は全く女っ気がないので、柴崎の新婚の妻に宮崎あおいを登場させたり、長次郎の奥さんに鈴木砂羽(という人でした)を使って色合い?を出していたのがほほえましかった。


この映画については制作決定当初から日本測量協会が特集を組んでおり上記小島烏水のページもこの一部である。内容が膨大であるが一部でも読んでみると面白い。日本測量協会 剣岳・点の記コーナー

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Tracked on 2009.07.11 at 20:44

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