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遠山美都男編「日本書紀の読み方」

日本書紀の読み方
 「疋田智のロードバイクで歴史旅」に触発されて遠山美都男編「日本書紀の読み方」 を読んだ。
 大学受験で日本史を選択したわりにはこの時代のことは何も知らない。
 本書の初版は2004年だが、ぼくが学生の頃に習った日本史(の定説)とはかなり違う説が紹介されているのにびっくり。
 まずは神話編。スサノオは姉であるアマテラスに暴力を働いたためアマテラスは天の岩戸にこもってしまうわけだが、この暴力の内容がいわゆるバイオレンスではない。たしかにその後、ヤマタノオロチを退治したりして英雄になるスサノオとアマテラスを困らせるスサノオにギャップを感じていたのも事実。
 次に驚いたのは崇神天皇。この10代天皇は実在の最初の天皇として記憶したが、否定的な説が多いそうだ。で実在した最初の天皇は雄略ということになる。
 継体について触れた箇所がないのが不満であるが、時代は飛鳥時代に飛ぶ。飛鳥時代といえば当然聖徳太子であるが、使用された用語や前後何代かの天皇の仏教感、蘇我氏の動きなどから、十七条憲法は聖徳太子の作ではなく、また作成された時代も飛鳥時代ではなく、大化の改新の後の留学僧・旻(みん)であろうとのこと・・・。
 まあ、ぼくらが学んだ歴史上の人物の画像(たとえば源頼朝や足利尊氏の有名なヤツ)も最近では本人ではないと言われているようだし、そもそも聖徳太子はいなかったとする説すらあるらしいので・・・。

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