10mメッシュ時代到来
今年の2月から国土地理院の基盤地図情報サイトで基盤地図情報(数値標高モデル)の10mメッシュが無償公開された。以前の数値地図10mメッシュ(標高)に相当する。XXmメッシュはテキストデータであったが、基盤地図情報は同じテキストファイルではあるがXMLであり、時代を感じる。
数値地図が1997年にそれまでのフロッピーからCDになり価格破壊を国土地理院自らが行ったときに、この姿勢を高く評価したが、ネットワークの高速化、各種の測量成果などもあり、当時の50mメッシュから情報量はその25倍になる10mメッシュも無償公開されたことを素直に喜びたい。10mメッシュは山岳地域を中心にカシミールの関連で有償配布されていたが、これからは10mメッシュが中心になるだろう(でも3月末で50mメッシュが公開停止になるのはちょっと残念)。
さて、50mメッシュは紙の地図に幅50mの格子を描いてその中心の標高を記載したもの。10mメッシュはその格子の大きさが1/5の10mになるので、情報量は逆に5X5=25倍になる。これはもちろんデータ量がそれだけ増加するということである。
上記の国土地理院のサイトから全国分をダウンロードするとzip圧縮のままで約5GB、解凍するとXMLファイルが約55GBとなる。このままではパソコンのHDDのかなりのこやしになってしまうが、そこはカシミール。3月20日基盤地図情報(標高)プラグインが公開された。
このプラグインを使ってカシミールの独自形式に変換すると60GB近いXMLファイルは1.5GB程度のバイナリーファイルになり、容量が小さくなるのはもちろん、カシミールでも使えるようになる。
画像は50mメッシュと10mメッシュの比較。違いは明らかだが、50mメッシュでも、カシミールの有償サービス「スカイビュースケープ」付属の衛星画像を使うとかなりリアルになる。
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