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シルク・ドゥ・ソレイユ

シアター裏面

 シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京ZEDに行ってきました。
 会社の行事です。でなければレギュラー席9,800円は初めてではちょっとした賭けです・・・。

 レギュラー席というのは一番安い席ですが、真正面だったのでよく見えました。
 オペラグラスがなかったので、ものすごく久しぶりに山で使ったコンパスグラスで時々覗き込みました。倍率が2倍ちょっとなのでちょうど良かった。

 なかなかのものでした。
 終わった後は、客席の多くがスタンディングオベーション。もう1回見たいという声があちこちから聞こえた。
 サーカスや曲芸は小学生の時に見た「木下大サーカス」だけだし、コンサート以外には、演劇、オペラを含めこういったイベントはほかに見たことがないので、言い様がないが、あえて言えば一言で言えば、音響と舞台装置をたくみに使った高級な雑技団という感じか。
正面入り口

 シルク・ドゥ・ソレイユの商業的な成功は経済雑誌でも取り上げられており最近も読んだ覚えがある。今までのサーカスや演劇などとの大きな違いは、手間のかかる動物を使わない、特定のスターを前面に出さない、団員(というのかな)への確実な成果報酬とそれを支える高めの価格設定、徹底したリサーチに基づく常設劇場の設定、というようなことだったと思う。
 スターを前面に出さないのはスター個人の人的リスク回避。これである個人が急病やあるいは退団しても問題なく公演が可能となる。成果報酬は当然であるが、低いクラスでも普通の生活ができる程度には保証され、トップクラスでは年収ベースで1600万円と記載してあった気がする。

 それはさておき、19:30ちょうどにふたりのピエロのやりとりから開始した演技は、最初からこれはサーカスではなく、ショーだなと思わせるのに十分な質のショーが行き着く間もなく展開される。もちろん個人技もあるが、たとえ個人に依存する出し物があっても舞台中央のそれを見ている間に背後や周囲からそれを盛り上げる要員がじわじわと登場して、次につなげる。スキルだけで言えば中国雑技団やオリンピック選手のほうが一部では上回るのかもしれないが、彼らがまさに個人技で勝負するのに対して、このショーは二人以上の団体で形を作っている。
 55分の公演が短く感じられたあと、30分の休憩。
 外に出るとこの時間を見計らって休憩時間を設定しているのかは不明であるが、隣のディズニーランドに花火の時間。
花火

 グッズショップはけっこう高めの価格設定だったけど、結局、帽子を買ってしまいました・・・。
高めの設定のグッズショップ

帽子

 後半も55分の公演だったが、前半よりも短く感じられた。
 最後はサーカスらしく空中ブランコだったが、これもせいぜい二人で行う古い形式ではなく、多数の団員が入り乱れるように空中を舞っていた。さすがにこの出し物だけは下にネットがはられ、途中2,3回落ちる人も居たが、最後には全員がネットに落ちるように降りたので、途中のミスもひょっとすると演出かと思わせる工夫があった。

 チケット価格があと2,3割安ければ、年に1回くらい演目の変化を見に行ってもいいかな、と貧乏性のぼくは思ったが、21:45公演終了だと多摩市の自宅にたどり着く頃には日付が変わるのが最大のネック。

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