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重村智計「韓国の品格」

韓国の品格
 韓国・北朝鮮問題でTVによく登場する元毎日新聞記者、重村さんが近刊「金正日の正体」の中で金正日「影武者」説を取り上げたというニュースをどこかで見た。TVでみる彼の発言は風貌はなんとなく信頼を置けるように思えるので少し意外であった。重村さんが言うからにはそれなりの根拠があるのかもしれない。
 ただ、正直のところ、海外旅行嫌いで仕事でやむを得ずソウルに一度行っただけのぼくには、近くて遠いこの国のことは何も知らないし、興味もない。
 ということで題名に魅かれて重村智計「韓国の品格」を読んで、予備知識を仕入れてみようと思った。

 脱稿が2008年2月、イ・ミョンバク大統領の政権が始まった直後であり、重村さんらしからぬ新大統領礼賛に妙は違和感を覚えながらも、まったく知らない日本と韓国の現代史に引き込まれた。
 著者がこのとき予測した事態とはいくつかの重要なポイントがすでにずれてきており、その点では残念であるが、要するにこの本は日本のマスコミ、政治家、そして日本人全体への警告書として重要な意味を持つ。

 韓国の教科書には日本の歴史は太平洋戦争で終わっておりその後の民主化、財閥解体などの現代史には触れていない。一方で日本の教科書は1910年の日韓併合から終戦までの植民地政策が何も触れていない。このあたりが韓国の歴史問題の認識の前提であり、日本人の韓国に対する漠然とした評価の源泉なのであろう。

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