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森博嗣「すべてがFになる」

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER

 簡単に人が死んだり、殺されたりするサスペンスやミステリー好きではないのだが、「カクレカラクリ」がなかなか面白かったので森博嗣のデビュー作である「すべてがFになる」を読んでみた。
 舞台が世間とか完全に隔離された孤島のコンピュータ関係の研究所ということで、ところどころ基本的なコンピュータ用語が出てくる。さすがに知っている用語ばかりだが、カタカナで「インティジャ」と書かれるとintegerに頭の中で変換するのにちょっと時間がかかったりする。縦書きではなおさら。題名の「すべてがFになる」も横書きで書くと解けたかもしれないなあ。
 書かれたのが1995年であり、UNIX中心のシステム構成やネットカフェはまだなかったりなど時代を感じる。

 文庫本で500ページを超える長編だが、テンポが良く、かつ文章に歯切れがいい。謎解き部分はやや急ぎすぎの感もあるが、登場人物の性格の書き分けもはっきりしていて面白い。

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