ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
小さなIT会社(ソフトハウス)に元ニートが入社。そこで繰り広げられる個性的な人たちとの出会い、衝突、理解、別れなどを描く2ちゃんねるスレを書籍化したもの。「超ダメダメなIT企業――まさに現代の「蟹工船」」というキャッチフレーズ・・・。「蟹工船」小林多喜二、久しぶりに思い出したけど読んだことない。
無意味な書籍化という否定論もあるようだが、スレッドを見ていなかったので書籍化で読むことができたのでそれだけでも良かったのではと思う。
まあ、この業界、会社の規模に関係なくブラック会社はあるし、デスマーチそのものは珍しくない(というか概ねがデスマーチだろう・・・)。が、登場人物が面白すぎ。
全然仕事できなそうなリーダーと井出、死にそうな上原、なんでこんなにできる人がこんな会社にいるんだ訳ありげな藤田、彼らをかき回す美人の派遣社員中西さん、後半に登場する野心家の新卒木村とガンダム好きの派遣社員。そしてのほほんとした社長。
「もう俺は限界かもしれない」と思わせる出来事が沢山あってもなんとかしのいでいくが・・・。
会社の説明では社員15人と書いてあったので、上記以外のメンバーがどんなになっているのか知りたいところ。うちにも藤田さんがほしい。ついでに中西さんがいると面白いかも。
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