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半藤一利・保阪正康「昭和の名将と愚将」

半藤一利・保阪正康「昭和の名将と愚将」
半藤一利・保阪正康「昭和の名将と愚将」は題名のとおり昭和の名将と愚将について対談形式で語ったものである。
 日中戦争や太平洋戦争など昭和以降の戦争については意識的に避けてきた。というのもこのあたりの話は、南方戦線やシベリヤ抑留、特攻、玉砕、原爆など前線での悲惨な話か、日本軍の現地での専横など、読んでいても気分が悪くなるに違いないと信じるからである。
 一冊だけ読んだのは同じ保阪正康の「瀬島龍三―参謀の昭和史」だけで、山崎豊子「不毛地帯」のモデルとなり、「不毛地帯」ではスーパーマンのように描かれた瀬島を「参謀の昭和史」では「戦中は大本営参謀。戦後は大商社の企業参謀。そして総理の政治参謀─激動の昭和を裏からリードしてきた男の60年の軌跡を検証する」としながらもかなり否定的に書いていることに興味を持ったからである。
 瀬島は2007年に95歳の天寿を全うしているが、最後までNTTの顧問として禄をはんでいた。それを知ったとき実にさもしいと感じた。
 本書では瀬島はもちろん愚将に分類されている。

 さて、本書そのものは、昭和史の研究家どおしの対談なので初心者には敷居は高く、解説的な説明がないので、取り上げられる軍人の履歴や戦歴をある程度知らないと十分には理解できない。冒頭に述べたように昭和史には疎いので半分以上はよく知らない軍人で、名将、愚将として名前だけは知っていたがその履歴を知らない人も多かった。取り上げた数は名将が愚将より多いがそれは読者の気分を考慮した著者側のバランス感覚であって、著者たちが述べているように名将よりも愚将が多かったのが昭和史であるようだ。

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