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横山秀夫「クライマーズ・ハイ」

横山秀夫「クライマーズ・ハイ」
 JAL123便続きで横山秀夫「クライマーズ・ハイ」を読んでみた。
 横山秀夫といえば映画「半落ち」の原作者である。もっとも原作は読んだことがない。気になるのは「クライマーズハイ」という題名。これは「ランナーズハイ」と同様の意味合いで特にクライミング(岩登り)中の事象として言われ、恐怖心が麻痺してしまうことをいう。徒歩による登山ではどちらかというとランナーズハイの状態になることがある。自分の経験では、歩き始めて1時間を経過し調子が出てきた頃と頂上直下でへばっていたのに展望が開けてくる頃か・・・。
 そんな題名も気になって読み出した。単行本は相応のページ数であるが、割とすっと読み終わった。
 123便の事故原因とかにはほとんど関係なく、地方新聞社を描くための材料として大事件である123便の事故を使ったという印象。他紙をいかに抜く(スクープ)か、どんな紙面にするのかについて社内での勢力争いと家庭の問題を独特の筆致で仕上げたもので面白かった。

 しかし、新聞関係の方には申し訳ないが、2008年現在の自分の生活から見ると、スクープも紙面割もなんの意味もない。いまだに多くの家庭あるいは個人は新聞を読んでいるのだろうが、我が家では新聞の購読をやめて久しい。WEBが発達した数年前からもう新聞はいらないなと思っていたが、直接的には配達所の人と年に1回でも接するのが嫌で購読を中止した。物心ついた頃から最近まで日経と朝日新聞が家にあるのが普通だったが、客先で日経新聞のネタを振る必要もない業種では、新聞社のWEBサイトで十分である。ましてや部数のみ世界一の新聞社の重鎮がプロ野球のルールをこねくり回したりしているのは笑止千万である。プロ野球も興味ないのでどうでもいいが。
 あ、有料の携帯サイトは契約してます。朝見る量としてはあの程度で十分ですね。

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