清春芸術村
清春芸術村には昔、そばやの「翁」が移転したての頃に2,3回行った記憶がある。「翁」が有名な割りにはいまいちだったのでその足でみんなで小海線に乗って小諸のそばやまで行く、などとアホなことをやっては喜んでいたのが懐かしい。
今回は目的は紅葉なのでここはどうかなとは思ったが、割と近いので予定のコースを変えて来てみた。駐車場のある冬青庵とラ・リューシュの間の桜並木がなかなかきれいな紅葉となり、冬青庵のバックにはわずかに雪がついた甲斐駒が大きい。
開館前の芸術村はどきどき準備をする人が通るが、静かだ。
ラ・リューシュの後の庭には娘が苦手な犬がうろうろしていた。
あの桜の中に小林秀雄の鎌倉の家から移植された桜があるのだろうか。
開館までわずかに時間があるので、見覚えのある親指のモニュメントを通りすぎて美術館が開くのを待ち、9時ちょうどに入館した。
岸田劉生の麗子(といっても教科書で有名な奴とちと違うが)を見て娘は「わたしに似ている」と言っていたが、どこが似ているんだろう?少なくともあんなにひしゃげた顔をしてはいないが・・・。
最近読んでいる白洲正子の本によく登場する梅原龍三郎の作品も多く展示されていた。たしかに力強いのはわかるが、それ以上は理解できない。むしろ併設されていたルオーの宗教画のほうがわかりやすかった。
カレンダー好きの娘は売店で東山魁夷の2008年カレンダーを見つけてしまい買わされた。ま、中はけっこう有名作品ばかりなのでいいんだが。
来る途中では「疲れないように早く帰る」と言っていた娘は俄然元気になり、「星野道夫のところに蛇をみに行く」と主張。星野道夫メモリアル展を開催し今でも彼の作品を展示している清里の八ヶ岳自然ふれあいセンターに行く、ということだ。長坂ICをはさんで反対側、距離はそこそこあるが30分もあれば行けるし、せっかくなので八ヶ岳の紅葉も見てみることにした。
八ヶ岳高原大橋からは広葉樹の黄葉がなかなかきれいだった。
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