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白洲信哉「小林秀雄 美と出会う旅」

小林秀雄 美と出会う旅 (とんぼの本)

 白洲信哉「小林秀雄 美と出会う旅」 (とんぼの本)を読んだ。
 白洲正子の著作を読むにつけ、受験勉強時代の小林秀雄のイメージ、すなわち難解な評論家というイメージが少しだけ変わってきた。難解さに変化はないがもう少しふつうの人間でもありあるいはもう少し外れた人間でもあるようだ。
 ということで、とんぼの本という割りとラフな概説書っぽいイメージのシリーズから小林の孫(白洲の孫でもある)が語る本で、小林秀雄再発見を狙ってみた。
 まあ、もちろんこの本そのものがそういう意図もあるのだろうということは著者自身のコメントにも見られるが、ある程度その意図は成功している気がする。
 なんといっても孫である信哉はもちろん、小林をめぐる身近な人のコメントやエピソードが多数掲載されているので、少なくとも「無常といふこと」をじっくりと読むよりは簡単に人となりに接することができる。

 そうはいってももともと難解なのだから、そう簡単にはわからないことが多いが、巻末に掲載された小林の長女であり信哉の母である明子(はるこ)による食事の話はわかりやすかった。ぼくも最近毎年訪問している山高実相寺の神代桜も小林の好みの桜のひとつであったことや、鎌倉の自宅の桜が清春白樺美術館に植え替えられていることなどは、まさに再発見である。

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