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千住真理子のチゴイネルワイゼン

 千住真理子のバイオリンを聞いてきた。前回は室内オーケストラとの共演だったが、今回はピアノ伴奏なので楽しみにしていた。

 チゴイネルワイゼンがあんなに凄い曲なのだと初めて知った。
 弱音器を落としてからのクライマックスでは思わず涙が出た。

 今回の曲目は左のプログラムのとおりで知っている曲ばかりだが、実はほんの2日前まではチゴイネルワイゼンだけが興味薄だった。千住さんのチゴイネルワイゼンもCD(フォーシーズン)で持っているが、このアルバムは四季はもちろんイザイの無伴奏とかパガニーニの「24のカブリース」なども収録されており最後を飾るチゴイネルワイゼンはオーケストラとの共演で、あまり気に入っていなかった。
 というかこの曲は小学校以来冒頭だけしかよく聴いていなかった。
 2日ほど前にNHKの「アインシュタインの眼」でバイオリンがなぜあの小さな筐体でホールの隅々まで音が届くのかを科学的に分析し、バイオリンの技巧のほとんどを含んだ曲としてこの曲とその技法が取り上げられ、ようやく後半をきちんと聞いてみた。

 というわけでコンサートでは直前まで眼をつぶって聞いていたが、チゴイネルワイゼンではどのようにピチカートをやるのかなどを遠くから乗り出して見ていた。
 この方の時と同じように、弱音器をわざと落とします、と演奏の前に初心者向けに説明したとおりに弱音器を落としてからはピチカートがどうのなんて構っていられなくなった。CDとは構成も違うけど全然違う・・・。

 ほかの曲も多くはCDで持っているがやはりピアノ伴奏のみというのは良い。ただ無伴奏のほうが良いな、という曲もあった。


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 ホールの休憩所に貼ってあった今日のコンサートのポスター。
 「愛の悲しみ」「愛のよろこび」はラフマニノフではありません・・・。

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白洲正子3冊

おとこ友達との会話 白洲正子おとこ友達との会話。AMAZONの解説に「千利休にはじまり、「見る」ことの難しさ、不思議さを語り合う、赤瀬川原平との「目玉論」はじめ、前登志夫、尾辻克彦、河合隼雄、養老孟司、多田富雄ら10人の「男友達」と縦横に語りあう。」とあるが、たしかにこの性格では女友達は少なそうだ。すぐに行動してしまう性格を小林秀雄らが揶揄して「韋駄天お正」と言われるが、そんな雰囲気が対談の端々に見られる。ただし対談の内容は相手により和歌や陶器などぼくには理解できない内容も多い。

夕顔 白洲正子夕顔はエッセイ集である。「おとこ友達との会話」よりはやわらかい。
 作品名の「夕顔」とは源氏物語の夕顔でもあるが、植物そのもののことをさしている。著者が夕顔の咲くところを見ようとじっと見つめていると必ずその花はさかずにしぼんでしまう、という話である。
 そういえば、全く個人的な話ではあるが、この本の中で、ある作家と著者にかかわる話を読み終わったところで、その作家の孫にあたる友人から久しぶりにメールが来た。こういうこともあるものか。

白洲正子自伝白洲正子自伝はその名のとおり自伝である。これを読むと「おとこ友達~」や「夕顔」で出てくるさまざまな交遊の陰にいだく「持てるものの悩み」が浮かんでくる。
 また吉田茂の懐刀と言われ、マッカーサーとやりあった夫・次郎が家庭内では意外と情けなかったのもおかしい。

 昨日、旧白洲邸武相荘に行ってみたが駐車場が満車だったのでそのまま引き返した。お彼岸でやや混みがちな道だったので帰りは22分もかかった。


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eTrex Venture HC(英語版)入手

VentureHC(英語版)GPSチップはMediaTek社
 eTrex Venture HC(英語版)を入手してしまいました。
 高感度GPSチップを使用した比較的安価なeTrex Hシリーズの発売はここでも記載しましたが、どうせ英語版ならもし個人輸入がそれなりに安価ならそれもありかなと、GARMINのサイトやREIで価格を確認してみた。
 REIは日本窓口もある英語が苦手の人には心強い、輸入業者の老舗である。最初のGPSであるGPS12はREIだったような・・・。(というかそれ以来個人輸入なんてしていないのでほかのショップは知らない。もっと安いショップもあるのだろうが探すのが面倒なので)。
 で、本体価格+送料によくわからないけど関税、これらに消費税もかかる。計算してみると個人輸入のオークションものとさほど差がない。出品者の方も相応のGPSマニアのようで信頼できそうなので購入してしまいました。

 ということで、こちらを少しばかり更新しています。

 とりあえずのVentureHCレポート、といってもすでに最近のCx版などの機種をご存知の方には当然かも・・・。

・おお、256色カラーだ!
・なんと地図が使える・・・Cxからそうなんですね。Ventureも
・MicroSDカードは使えないが内部メモリー24MBあり。

・PCとの接続ケーブルはGPS側がミニBタイプの市販のUSBケーブル。
・カシミール3D(Ver8.7.2)との通信は問題なし(Product ID:786が表示された)
・WayPointの文字数制限(10文字)がなくなっている(上限は不明)ので漢字が使えなくてもあまり困らない。

・旧Ventureと比較にならない受信感度。
・GPSチップはSiRFStarIIIでなくてMediaTek製

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GPSレンタルサービス

GpsMap60CS【日本語版】

 ハンディGPSを無償レンタルできるサイトにはれんてんがあるが、貸し出し申込には時間がかかるので1ヶ月以上前には準備しないといけないようだ。さきほどこのれんてんを見ていたら、パソコンGPSショップSPAさんが有償ではあるがGPSレンタルサービスを提供していることを発見した。
 機種は入門機eTrexやGeko201から最新鋭のGpsMap60CSx(日本語版μSDカード付き)、さらにPDAであるMio168RSなどもある。ただし料金は機種の価格に応じて1泊980円から4,880円とかなり幅があり、使用目的の機能や期間に応じた検討が必要。


【追伸】大きな見落としがありました。

 RIGHT STUFFさんでは無償貸し出しをしています(送料のみ実費負担)。
 貸し出し可能な製品は以下のとおり。
   ・Forerunner205 一式
   ・Forerunner301 一式
   ・eTrex、RAMマウント、PCケーブル 一式
   ・Geko301 一式
   ・GPS-USB-RA2 一式
   ・RAMマウント各種

 RAMマウントやForerunnerも貸し出しできるのでランニング、サイクル系の人にはありがたいですね。

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eTrex Hシリーズ 最新情報

eTrex H(英語版) eTrex Hシリーズの搭載GPSチップについての最新情報をなかざわさんがブログで最新情報をアップしています。
 それによれば感度があがった代わりにマルチパスに弱くなった(らしい)SirfStarIIIよりも総合的な性能が良いようです。

 >なかざわさん、こちらへのコメントとともにお礼申し上げます。

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eTrex H(英語版)


eTrex H(英語版)

 なかざわさんのブログでリークされていたeTrex Hシリーズが発売になったようだ。
 Geko201が故障して手元には日本語版Ventureしかなくなったものの、最近の高感度チップものは高くて手が出ない。最近はすっかり歩かなくなってナビよりはログ取りで十分なので2万円程度からのHシリーズは朗報。
 Hシリーズのチップは公開されていないが、なかざわさんの想像ではSirfIII世代のものでは、とのこと。
 それにしても最近のハンディGPSは性能も機能も十分だけど高いですね。地図モデルで高感度GPSチップものは10万円を超える。先日、携帯をドコモのN904iに機種変更したが、GPSでAUに遅れを取ったドコモも904シリーズはGPSは標準装備。もちろん山岳地帯での利用やログの問題など全く機能が違うので比較はできないものの、量産品であるケータイとの価格差を感じる・・・。もっとも携帯電話端末の価格は業界固有のリベートによる「補助金」によるもので端末が安価な分、通話料が高くなっているわけではあるが・・・。

 それはともかく、高感度GPSチップものがこのくらいの価格で出るとむずむずする。

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鎌倉―原田寛作品集

鎌倉―原田寛作品集
 先日TVで写真家の原田寛という人が鎌倉の案内をしていたので、氏の写真集を見てみた。

 ぼくの実家は横浜市南区ですぐそばを鎌倉街道が走っている。自転車で南下して原・七曲あたりの坂を気合を入れればやがて鎌倉、という距離である。祖母が信仰していた銭洗弁財天界隈には毎月のように連れられて行った。鶴岡八幡宮や大仏など有名どころは大体記憶があるのだが、そのほとんどが祖父母あたりとの記憶であり、自分で意識して鎌倉を歩いたことはあまりない。という地域的には灯台下暗し的な場所が鎌倉である。


 鎌倉―原田寛作品集は大型本である。「彩、祷、輝、象」と4部に分かれている。TV放映でも感じたが原田氏は浄智寺がお好きなようで浄智寺の山門の石段と花から写真集は始まる。花というと高山植物や山の花にしか興味がなかったが、街中の花もなかなかきれいである。氏の好きな苔は鎌倉らしい。仏像の写真もあり落ち着いた写真集である。

鎌倉花散歩―ベスト21コース
鎌倉花散歩―ベスト21コースは観光ガイドに近い。1月から12月まで鎌倉を彩る花をめぐるコースガイド。この種の本にしてはやや写真の割合が少ない印象があり、熟読して出かけるための本であるが、バス乗り場や案内などガイド的な要素も十分である。年に何回も鎌倉を目指す人には良い本であるが、有名どころを駆け足で回る人には使いにくいガイドだろう。

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ONKYO GX-D90

PC用のスピーカーをONKYOのGX-70HDからGX-D90に変えてみた。GX-70HDは6月に購入し1ヵ月後はかなり良い音になり全く不満はなかったが、ネットを見るうちになんとなく上位機種にしたくなった。

 BOSEも検討したが、低音重視のBOSEはロックなどにはいいかもしれないが、ポップスはともかくクラシックには向かない気がしてやはりONKYOにした。

 で、変えてみたのだが、いきなりかなり違う。GX-70HDでは目立たなかったシンバルなどの高音がよく響く。低音は現時点ではGX-70HDより不足している感じであるが、これはエージングにより変わってくるだろう。「音のうるささ」にうるさい家内にも70HDよりはD90の方が評判が良い。
 どうせなら最上位機であるGX-77Mにすれば良いのかもしれないが、77Mは顔が70HDと同系統で代わり映えがしない。やはりD90の伝統的なスピーカーの顔がいい。
 70HDの時は、オーディオにつけているVictorSX-L33のほうがまだ1枚上という感じがしたが、D90では最初からほぼ互角で、これから逆転するのではないか、と思っている。

 GX-70HDは更改したばかりのサブマシン(Intel DG33BUC/Core 2 Duo E4400)のオンボードでとりあえず鳴らしているが、70HDが慣れてきたせいか、チップの進化か、想像以上の音で鳴っている。

楽天でGX-D90を探す

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白洲正子「鶴川日記」

白洲正子「鶴川日記」 白洲正子「鶴川日記」を読んだ。
 なんと気品に満ちた文章であろう。
 海軍大将・樺山資紀伯爵の孫娘であることを知らなくても、14歳でアメリカ留学した、この明治生まれの女性の生まれ、育ち、そして交友関係が極めて上流の部類に入ることが匂うような文章である。息子は小林秀雄の娘を娶ったわけでそれだけでも十分に教養人であるにしても麹町育ちの思い出話が全く鼻に付かないのは、貴族たるゆえんだろうが、貴族の友人がいないのでわからない・・・。

 前半の「鶴川日記」は高度成長期以前の多摩の歴史を読むようで面白かった。神社やお寺、そして村や字の名前が多数登場するのでカシミールで地形図を追いながら読んだ。「東京の坂」は山の手の坂の話。最近(といっても執筆当時の昭和50年代だが)の話もあるが幼少の頃の話も多く、こちらはアルプス社のプロアトラス(坂の名前が詳細に記してあることを今回発見)をPCに広げて読んだが、この電子地図にも記載されていない坂もいくつか出てきた。

 「心に残る人々」は交遊録が中心であるが、薩摩出身の祖父・樺山資紀を語る中で記した明治維新や西南戦争への記述は太平洋戦争の経験者と戦後生まれとの違いを彷彿とさせる。

 白洲次郎・正子夫妻が住んだ武相荘は自宅から直線だと5キロも離れていないのだが未見である。

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