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今尾恵介「消えた駅名―駅名改称の裏に隠された謎と秘密」

今尾恵介「消えた駅名―駅名改称の裏に隠された謎と秘密」

 今尾恵介「消えた駅名―駅名改称の裏に隠された謎と秘密」を読んだ。

 地図マニアはたいてい鉄道マニアでもある。今尾さんも例にもれず鉄道関係の著作は多い。この本もそのひとつである。
 駅名改変(改悪)といえば旧信越本線の沓掛(現:中軽井沢)、大糸線の信濃四ツ谷(現:白馬)の2つをその昔、亡父に聞いた。本人は旧駅名の頃に利用していた。
 個人的には山歩きを始めた頃のものに思い出がある。少し古いガイドブックだと駅名が旧名で記載されていたし、その後、古い山の本を読むと当然ながら当時の駅名が出てくる。青梅線の氷川(現:奥多摩)、中央線の淺川(現:高尾)、与瀬(現:相模湖)あたりがそうだ。与瀬は国土地理院の2万5千図の図幅名でもあり、初めて高尾山を歩いたときに購入した地図でもある。
 あとはやはり地元、関東圏が面白い。
 横浜から奥多摩の山に行くときに使った横浜線の原町田、小田急の新原町田は昔は乗り換えが面倒だったが知らないうちに町は大きくなり駅名も町田となった。
鎌倉六国峠から金沢文庫に抜けるハイキングコースの最後に「能見堂跡」というさびれた碑があり、東京湾が望めた。下ると金沢文庫だが手前の駅「谷津坂」は能見堂跡周辺の住宅化に伴い「能見台」となった。

 最近、驚いたのは中央線の笹子トンネルを抜けた「初鹿野(はじかの、まだ一発で変換できる!)」が「甲斐大和」になってしまったこと。合併で大和村ができたのは戦前の話なのになにをいまさらという感じがした。とてもいい響きの名前だったのに。
 
 いまや宝くじ売り場で有名な「西銀座デパート」にしか名を残さない丸の内線・西銀座、東横線にあった九品仏(現:自由が丘)、やっぱり温泉が先だった綱島温泉など、地元民からするとなるほどの記載が多く、楽しめる。

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