安曇野の写真集その2
Photo & Essay 安曇野の風―常念岳の麓から中沢義直。98年刊行。いかにも山好きの地元の人が撮影した写真集である。いつもどこかで常念岳が見ている安曇野。範囲も本来の?狭義の安曇野にかなり限定している。画文集であるのでわかりやすい。
信州安曇野―山本建三写真集。92年刊行。最初の数ページを見ただけで上の写真集との違いがわかる。なんとなく街角を近距離で見ている。と、名前だけは知っていた著者のことをネットで調べてみると、ずっと京都を撮り続けている写真家だと判明、なるほど、これは京都の街角の視点なのだ。さすがにそれだけの人であり、なんとなく写真に威厳を感じるのは気のせいか。安曇野といいながらかなり広範囲が対象となっている。
安曇野花の四季―宮下済雄写真集。93年刊行。かなり狭い範囲かつ素人でも行ける場所を紹介しながらの花の写真集であり、特に碌山美術館周辺での撮影が多い。これだけ狭い範囲でもこれだけの表情が出せるのだと感心した。
3冊とも良い写真集であるが、最初の1冊を除き撮影時期が古いので、もう少し最近の安曇野を伝える写真集を探してみたい。
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