写真集 日高山脈
坂本直行の絵を楽しむために、日高山脈の写真集を何冊かチェックしている。最初はその名も「写真集 日高山脈」北海道撮影社1979年刊行。限定1000部。定価16,000円と高価で中古でも1万円以上する。
名前のことだけはある写真集である。


風景写真も大きく立派なものが多い。また動植物の写真も豊富で、高山蝶も種別に写真がある。残念ながら時代ゆえカラーの発色や印刷がいまいちではある。ただ時代を考慮すれば写真の多くがカラーであるのは立派だ。


空撮にも力を入れており巻頭の折込パノラマ4枚を含め、随所に空撮写真がある。
日高山脈の生い立ちや山名の由来、動植物、登山記録など資料も豊富であり、特に、明治27年刊行の50万図の掲載が目を引く。アイヌ人の案内人を立てながら山名を決めた頃の地図であり、地図そのもののデザインも現代のものよりも格好がいい。
坂本直行も当時の登山装備とカールについて寄稿している。カールについては執筆当時認定された23以外にこのようなものがあるとスケッチ入りでいくつかを紹介している。現在、日高山脈におけるカール跡は30以上といわれており、坂本が指摘したものもカール跡であったのだろう。


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