星野道夫 長い旅の途上
星野道夫 長い旅の途上は単行本が99年、文庫版が2002年の刊行。星野の遺稿集である。遺稿集のためすでに公表済みの文章が重複して収録されており、星野の著作をそれほど読んでいないぼくでも1/3くらいは読んだ記憶があった。また星野自身も、キーとなるいくつかの思考やエピソードは何回か別の場所で語っており、そのせいもある。
5月4日に「星野道夫」の写真展に行ってきたが、その時写真の横に置かれた短いメッセージの多くはもちろん彼の著作からの引用であるが、実はそのうちのいくつかは星野自身ではなく、彼が出合った人々の言葉であることが本書を読むとよくわかる。
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