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トリノ山岳博物館「日本の山岳写真80年」図録

トリノ山岳博物館「日本の山岳写真80年」図録 本編
トリノ山岳博物館「日本の山岳写真80年」図録 日本語解説

トリノ山岳博物館「日本の山岳写真80年」図録を入手した。

 1998年にイタリア・トリノで開催されたこの写真展のことは、この写真展の写真提供者でもある杉本誠「山を愛する写真家たち―日本山岳写真の系譜」で知った。ヤフオクで1,000円で出品されていたので購入した。
 156ページの図録本編と28ページの日本語解説書のセットである。本編の解説は(たぶん)イタリア語なので読めないが、氏名や山名などの固有名詞をたどりながら見ていった。
 本編の最初は役の行者の富嶽草創の絵から始まる。

 写真は出品元が杉本氏なので、杉本氏の上記の写真集や高くて買えない「山の写真と写真家たち もうひとつの日本登山史」あるいは昨年田淵行男記念館で開催した「山 記憶と表現」展で見たものが多い。
 表紙の写真の人々はそのいでたちから、山岳巡礼の修験者のように見えるが、よく見ると帽子には花飾りがあり横顔が女性であるとわかる。本編を見ると彼女らは大正期の長野女子高等女学校の生徒たちであり、この時の校長が日本の山岳写真の最初を飾る河野齢蔵である。女性が山に登ることのなかった時代に校長の趣味で白馬岳に登らされた彼女たちはいい迷惑だったろうなあ。
礼文島地蔵岩 同じ河野の写真のうち、この図録で初めて見たものに礼文島の地蔵岩があった。中学の時にこの岩の下を通ったが高さ50mの岩が覆いかぶさるような迫力ですぐに走り抜けた覚えがある。
 植物学者の武田久吉のポートレイトはアーネスト・サトウの次男だけのことはあり、完全に外人の風貌・・・。ちなみにサトウとは「佐藤」ではなくスラブ系の苗字である。
「前穂高の東面」「雪煙を衝いて」
 この展覧会に出品されたもので有名なものとしては船越好文「雪線」からの2点、「前穂高の東面」(画像左)「雪煙を衝いて」(画像右に少しだけ)がある。
 田淵行男の代表作でもある「初頭の浅間山」が「新雪の鹿島槍ヶ岳」とともに収録さている。初期の黒部を冠松次郎に案内した宇治長次郎の朴訥とした風貌の写真もいい。 「初頭の浅間山」「新雪の鹿島槍ヶ岳」宇治長次郎

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