日本の名山 写真家の視点で選んだ100山
日本山岳写真協会「日本の名山 写真家の視点で選んだ100山」を題名に惹かれて読んだ。
写真はさすがに見事なものが多いが、やや詰め込み過ぎの感がある。一山一頁(大きさはほぼA4)は無理でも、せめて半分くらいの大きさを下限にしてほしい。あまりにも小さな写真は撮影者が可哀そうだ。
さて、題名からは「絵になる山・被写体としてすぐれた山」が選定されているはずである。が、ではなぜこの山がないのか、というのもいくつかある。本家・深田百名山はもちろん、数を限定する以上、万人が同意できる山を選ぶことはできないが。
北海道では、利尻山、羅臼岳、斜里岳、トムラウシ、大雪山、十勝岳、阿寒岳、羊蹄山となっている。円錐形の山が多すぎやしないか。まあ、それはともかくなぜ日高山脈からはひとつも選ばれなかったのだろう。最近ちょっと凝っている日高山脈の山がないので、かなりがっかりした。深田百名山の幌尻岳はもちろん、戸蔦別岳、エサオマントタベツ岳、カムイエクウチカウシ岳、ペテガリ、1839峰など被写体は多数あるし、山脈そのものが被写体のはずだが・・・。
山以外には八幡平、尾瀬、雲ノ平、志賀高原なども入っており(尾瀬とは別に至仏山、燧ヶ岳も入っている)木曽駒ヶ岳とは別に宝剣岳が入り、撮影ポイントとしてはわかるが被写体としてどうかと思う蝶ヶ岳、甲武信ヶ岳が入るなど選定基準がよくわからない。
一方で、妙義山、烏帽子岳(北ア、裏銀座)、針ノ木岳あたりは被写体としてはわかるが・・・。
P.S Dさん、すばやいチェックありがとうございました・・・。
Recent Comments