終わりのない旅 星野道夫インタヴュー
湯川豊「終わりのない旅 星野道夫インタヴュー」を読んだ。94年2月に実施し、7月に雑誌「Switch」に掲載したインタビューの完全版+「コヨーテ」2004年11月号の記事+池澤夏樹の短文である。もちろんメインは2回に分けて行ったロングインタービューである。このインタビューは「表現者」にも収録されているが、「表現者」のものよりもさらに加筆しているとのこと。「表現者」も持っているがまだインタビューは読んでいないのでそのうち比較してみよう(図書館での借り物はすぐに読むが、購入して自分のものになると、読む優先順位がどうしても下がってしまう・・・)
湯川自身もイワナ関係の本などを出しているプロであるが(未読)インタビューは中身はとても良いのだが、インタビュアーの興奮が伝わりすぎてしまうところが残念。ただ星野を、その死に様も含めて見ていると植村直己を思い出すというのはある部分では同感。星野も植村も最初に海外に出かけた船が「アルンゼンチナ丸」であることは奇遇。植村がこの船だったことは「青春を山に賭けて」をヤマケイに連載中(連載時の題名は「どんぐり、世界を駆ける」みたいなのだった)に読んだので記憶がある。
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