星野直子「星野道夫と見た風景」
星野 直子とんぼの本「星野道夫と見た風景」を読んだ。
星野直子は星野道夫より17歳若い未亡人である。
1991年冬の道夫との出会いから結婚、アラスカ移住から道夫の事故までの間の道夫とのできごとや思いを道夫の遺作の引用を取り入れて年代順に綴っている。写真が半数を占め、ほとんどが道夫撮影のものであるが撮影する道夫など直子の写真もある。
星野道夫は著作が多く、彼の思考を順に追うことが初学者には難しいが、この本では、それを夫人がわかりやすく語ってくれる。ぼく自身それを意図して読んでみたが、狙いはあたりであった。歳の差によるものも大きいだろうが夫人が常に道夫を尊敬してやまない姿勢がよくわかる。
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