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大河ドラマ「風林火山」?

井上靖「風林火山」新田次郎「武田信玄」

 NHKの大河ドラマ「風林火山」が始まったが・・・・。
 武田信玄については昔、新田次郎の「武田信玄」を読んだだけであるが、山本勘助の印象はあまりない。というわけで本家・井上靖の「風林火山」を読んでみた。
 新田次郎の全4巻、3千枚から比較すると短編ともいえる1冊である。山本勘助の生涯や軍略を描くというよりは山本勘助の信玄と由衣姫(「武田信玄」では湖衣姫だったような)への思いを通じて戦国時代を描いたと言える。文庫版の解説で吉田健一が指摘するとおり、山本勘助が架空、伝説の人物だったかもしれず、信玄もこのようではなかったかもしれないのは問題ではない。

 さて、大河ドラマの方だが放送4回めでやっと晴信(信玄)と勘助は出会う。これまでは実家(山本)と養家(大林)の話や甲斐での妻・ミツが信玄の父、信虎に惨殺される話などである。ミツの死はTVでは明確には言わなかったが、信虎の矢を勘助がミツに贈った毘沙門天のお守りがはじいて九死に一生を得たあとに、妊娠しているミツのおなかを信虎が切り裂いたことを示している。信虎のこうした奇行は「武田信玄」には描かれているが「風林火山」には描かれていない。実家や養家の話も「風林火山」にはない。
 大河ドラマは井上靖の「風林火山」が原作かと思っていたが、違うのかもしれないとNHKのWEBを見ると「大河ドラマ第46作「風林火山」は井上靖の不朽の名作をドラマ化する戦国ロマン大河の決定版です。」と「企画意図」にはっきりと書いてある。むむ・・・。
 
上野晴朗「山本勘助」 山本勘助 実在説を主張する上野晴朗「山本勘助」に引用された「甲州軍艦」の訳を見ると、「風林火山」の中のエピソードが「甲州軍艦」を元にしているのがわかる。「甲州軍艦」には山本勘助の生い立ちなども記されている。

 大河ドラマは「風林火山」ではなく「甲州軍艦」のドラマ化ではないのか。

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iPod nano 8GB & ProtectCase

iPod nano 8GB [MA497J/A]
 使用中のMP3プレーヤーZenMicro5GBが壊れてしまったのでiPod nano 8GB[MA497J/A]を購入した。購入は楽天だが、店舗は、本社が近所にあって初代iMacやiBookはお店で購入したこともあるPLUSYU。リアルなお店が近くにあるのはなんとなく安心。
 さて、iPod。
 小さい!薄い!
 ZenMicroがやや厚みがあり、手に持つにはいいが、名刺入れとミンティア(飴です)が入った胸ポケットに収まりづらいこともあり、iPod nanoは狙っていた。ZenMicroを購入した頃はiPod miniは厚さが12.7mmあったが、nanoは6mm。カラフルなのは4GBだがZenMicroより容量が少ない。30GBのモデルは8GBのモデルとほぼ同じくらいの価格だが、こちらは今のものより大きく重くなってしまう。というわけで8GB。

PROTECT CASE(iPod nano 2nd用)
 あけてビックリ。何にも付いていない・・・。もちろんケーブルとイヤホンは付いているが、ストラップもなければストラップ用の穴もない。これでは落としそう・・・。
 というわけでヨドバシカメラのiPodのアクセサリー売場へ。
 さすがに多数のアクセサリーがあって目移りしたが、最終的にサイバーガジェット社のPROTECT CASE(iPod nano 2nd用)にした。980円。透明なプラスチックケースでコントローラ部分に穴があき、上部にはネックストラップ、下部にはコネクタ、イヤホン用の穴がある。装着すると厚さは10ミリになる。

audio-technica ATH-CK32 BK 付属のイヤホンは使っていないので分からない。現在使用しているのはaudio-technica ATH-CK32 BK。AMAZONのレビューは芳しくないが、価格COM、デジタルアリーナのレビューはそれなり。個人的には好み。ドンシャリ系ではないのがいい。何と言っても安い。左右の表示が見にくいのが難点。


 マニュアルにもほとんど記載がないけど、iPodってゲームがついているんですね。ブロック崩しやソリティアとかですが。なかなか面白かったのがミュージッククイズ。iPodに収録したMP3から曲名が5つ並び、そのうち1曲の音楽が途中から流れて、曲名を当てる。自分で入れた曲なのに、けっこう迷います。

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三浦敬三「遥なる山を訪ねて」「百歳、山スキーと山岳写真に生きる」「101歳の少年」

三浦敬三「遥なる山を訪ねて」三浦敬三「遥なる山を訪ねて」

 三浦敬三「遥なる山を訪ねて」を読んだ。山岳写真集である。
 三浦敬三がスキーだけでなく山岳写真でも草分けであることは「山を愛する写真家たち―日本山岳写真の系譜」で知ったが、この本に紹介されていたのは息子・雄一郎がすべるスキーの写真が多く、あまり興味はなかった。
 しかし、三浦は60歳を過ぎて初めてヨーロッパに渡り、アルプスの姿に魅了される。「遥かなる山を訪ねて」は、最初に海外に出かけた60年代から80年代までの写真を収録している。対象はヨーロッパアルプスを中心にコーカサス、ニュージーランド、ヒマラヤ、グリーンランドと世界に渡る。限られた紙面なので収録した数は多くはないものの、嫌味がなく、自然体でほっとする写真集である。

三浦敬三「百歳、山スキーと山岳写真に生きる」

 「百歳、山スキーと山岳写真に生きる」は、そのスキーと山岳写真について語るどちらかといえば硬派な本である。冬の八甲田を中心にほとんど独学で学んだスキーの技術論はなかなか楽しく、100歳の老人の執筆とは思えない。初期のスキー時代を作ったシュナイダーやいまや過去の人になってしまったけれどもステンマルクの話なども楽しい。ステンマルクと海和俊宏の技術の違いの話など、100歳の三浦の風貌からは想像できない基礎スキーの第一人者であったことがよく分かる本である。


三浦敬三「101歳の少年」
 一方、三浦敬三「101歳の少年」は、どちらかというと中高年向けの啓蒙本に近い。前半は健康法などの話が多く、ややかったるいが、後半、スキーの話になると、いきなり筆は快調になる。この人は本当にスキーが好きなんだなあ、と思う。現代の短いスキーの選び方、チューンナップの仕方などはさすがと思える。

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「千住家にストラディヴァリウスが来た日」

千住家にストラディヴァリウスが来た日
 千住文子「千住家にストラディヴァリウスが来た日」を読んだ。
 題名からは高価なバイオリンをめぐるドタバタ物語という先入観があったが、違った。

 昨日読んだ「千住家の教育白書」でも感じたが、二人の息子と一人の娘が、「千住家で一番の芸術家は母」というとおり、なかなかのストーリーテラーである。最低でも「億」の単位がかかるストラディヴァリウス・デュランティを父の遺言どおり正攻法で資金調達して千住家にやってくるまでの話をなかなかドラマチックに、そして決して第3者ではなく当事者の興奮を以って語っている。

 全体の構成などは編集者が指導するのであろうが、話に無駄がなく、また母親にしかかけない娘・千住真理子の心情を心の変化をつぶさにかつ簡潔に表現している。この本をいきなり読んだ人のために、これまでのいくつかの重大な出来事で千住家の面々を紹介し、無理なく物語に入れる。

 題名が「千住真理子に」ではなく「千住家に」となっている意味、その違いは大きい。
 資金的に到底入手は不可能と諦めている母と娘を尻目に二人の兄は信念を持って獲得に進んでいく。千住真理子個人ではなく千住家がみんなで入手したのがこのストラディヴァリウスなのだ。

 幾多の伝説を持つほどの高価な名器というのはやはり魔物か天使か・・・、小説だったらちょっとできすぎというようなハプニングやアクシデントそして感動が起こるものだ。

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「聞いて、ヴァイオリンの詩」「千住家の教育白書」

聞いて、ヴァイオリンの詩
 千住真理子「聞いて、ヴァイオリンの詩」を読んだ。
 千住真理子のバイオリンは一度も聞いたことはない。名前だけは昔からよく聞くが。というかクラシックはあまり興味がなくて、ショパンのピアノ曲とかラフマニノフの2番とかピアノ系は聞くことがあるが、後はジャズやシンセに編曲された原曲を聞く程度で、この本で千住が想定している素人に入る。
 amazonで検索すると千住は95年くらいからいくつかの著作があるようだ。この本は幼少から近年までのトピックをさまざまな雑誌で書いたエッセイをまとめたもので、話の深さなどには差があるが、「天才少女」だった彼女の実像と内面を描き出す。20歳の頃、バイオリンを辞めた話は当時ニュースなどで報じられていたが、その間の事情も書いてあるが、本当に悩んだことは書きにくいのかやや表面的な部分もある。結婚についても同じ。両親と仲の良い3兄妹が印象に残る。
 演奏家という日常生活が移動の毎日となる職業の厳しさはわかる。毎日、満員電車で通勤できる我々は幸せなのだ。

千住家の教育白書
 千住文子「千住家の教育白書」を読んだ。
 なぜ千住家だけが3人の子供がいずれも一流の芸術家となったのかというのは、以前から俗世間的なネタであったが、当の千住夫妻もよく聞かれる質問であり、生前の夫からの宿題がこの本である。
 千住真理子やその兄たちが、千住家で一番の芸術家は母でありいつか母に千住家のことを書いて欲しいという話が上記「聞いて、ヴァイオリンの詩」に出ているが、父の死後にやっと実現したものがこの本である。
 書き下ろしなので、読み応えがある。
 3兄妹が幼少の頃の日常の遊びの風景から始まる本書は夫(千住鎮雄)との出会い、3人の子供の教育、父母の死、夫の死などが等しく綴られ、「教育白書」ではなく、「千住文子の人生」そのものが綴られている。
 意外であったのは千住家は資産家でも名家でもなかったということである。それにしてもただでさえ3人も子供が居れば相当な養育費、教育費がかかる。しかも3人とも小学校から私立。娘はいかにもお金がかかりそうなバイオリンをやっている。いつも勉強をしていて実態がよくわからない夫がどの程度の稼ぎでこれらを支えていたのか。そういう下世話な話題にはこの本は応えていない。「子供の人生は子供のもの」という固い信念の夫とそれに邁進する妻の姿が描かれている。父母の死、夫の死の場面が妙に印象的な家族愛の本であった。

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江上剛「不当買収」

不当買収
 江上剛「不当買収」を読んだ。
 ストーリーは面白いが展開が見えてしまう。みんな善人すぎるし、買収の標的となった会社の社長は単なるバカ親父になってしまっている。社長令嬢との結婚や2代目含みでその会社に入る主人公も??という感じ。主人公の両親は一切登場していなかったがあんなに簡単に決着するとも思えない。
 江上氏の小説にはなぜかそれなりに出来る男と美貌の女性の組み合わせが多いが、女性は登場させてもいいがここまで正面に出てくると「そんなやついねえよ」と言いたくなる。

 小学生の頃、授業でNHKの道徳のTVを見せられたがあのTVのような印象である。
 経済を知らない新社会人の学習書としては良いかもしれない。

 でも、けっこう好きなんですよね、この人の本。この軽さ、粗さが「水戸黄門」のようで。
 昔、山口瞳が「江分利満氏の優雅な生活」 を書いてサラリーマン小説?の分野ができたが、肩が凝らないという意味で、これに近い金融小説かもしれない。

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星野道夫「アラスカ 風のような物語」

アラスカ 風のような物語
 星野道夫「アラスカ 風のような物語」を91年刊行の大型写真集の方で読んだ。
 星野道夫の名前はなんとなく知っていたが、その業績を知ったのは昨年の春に清里に行ったときのこと。
 しかし、海外にあまり興味がないぼくはアラスカと星野道夫にはあまり興味が持てずそのままになっていたが、正月にNHKのTVを見て、写真集でも見てみようということになった。

 「アラスカ 風のような物語」は89年から週刊朝日に連載した同名のエッセイをまとめたもので写真が中心の写文集である。そのためにとても読みやすく、彼のアラスカとその自然と生命への思いがストレートに伝わってくる。
 現代の日本のしかも東京でたまに山を眺める生活をしている中高年には、こういう生き方をする人もいるのだな、とはるかに遠い物語のようにも聞こえるし、だからこそやはり凄いと思う。凄いのはいつでも被写体である自然の姿であるのは山の写真も同じではあるが、やはりこういうものを発表できる生活をするということがやはり驚きであり畏敬の対象になる。
 そして冒険家はまたも早すぎる死を以って、われわれには届かない存在になっていく。

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自動車保険

自動車保険の満期が3月と5月なのでこの時期になると3月のほうの更新連絡があり、探し始める。
3月はレガシーB4、5月はスパシオ。セダンとミニバンで価格体系が異なるようで、しかも年により価格も変動傾向がある。便利な一括見積りで各社の傾向を把握して、インターネット割引がある個別サイトで申し込みをするのが保険料を安く抑えるコツかな。

【一括見積り】
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「AEON保険マーケット自動車保険」イオン。18社。あいおい、アクサ、朝日火災、アメリカンホーム、エース、セコム、ゼネラリ、ソニー、損保ジャパン、そんぽ24、チューリッヒ、東京海上日動、日新、ニッセイ、日本興亜、富士、三井住友、三井ダイレクト

オートバイテル・ジャパン最大20社となっているが自動車保険は、アクサ、アメリカンホーム、三井ダイレクト、ソニー、チューリッヒ、ゼネラリのようだ。

【価格.com】自動車保険一括見積りサービス10社。あいおい、アクサ、アメリカンホーム、セコム、ゼネラリ、ソニー、チューリッヒ、日本興亜、三井住友、三井ダイレクト

カービュー自動車保険9社。あいおい、アクサ、アメリカンホーム、ゼネラリ、ソニー、チューリッヒ、日本興亜、三井住友、三井ダイレクト

保険スクエアbang!15社。あいおい、アクサ、アメリカンホーム、AIU、共栄火災、セコム、ゼネラリ、全労災、ソニー、そんぽ24、チューリッヒ、東京海上日動、富士火災、日本興亜、三井住友、三井ダイレクト

ガリバー「保険イロイロ」5社。東京海上日動、損保ジャパン、日本興亜、三井住友、あいおい

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布汁椀 入れ子 古根来塗り


 眺めているばかりでは仕方ないので、漆のお椀を1セット買ってみた。
 まともな木地をきちんと下地仕上げをすると輪島塗だと加飾なしで1万円以上はする。蒔絵などが入ればその2倍、3倍はする。
 ネットでも多数販売しているが、木地の厚さとかなんといっても現物をじっくり見たいということもあり、暮れに新宿伊勢丹の和食器売場を見て廻った。
 3千円くらいから漆器のお椀があるが、品質表示(素材、下地、塗りの種別)がないものが多いのでこれはダメ。もう少し高い価格帯になると無地でよさそうなものがあるにはあるが、大きさが合わなかったり、蓋付きだったりする。蒔絵のあるものはすぐに桁が上がり、2、30万円のものはざらで100万円以上のものも多数あった。もちろん、これらには縁がない。赤木明登作の無地のお椀もあったがこれはたしか3万円以上もしたので予算の想定外。というわけで伊勢丹での購入を諦める。
 

 で、結局ネットで購入した。購入したのは「布汁椀 入れ子 古根来塗り」というもの。リンク先の紹介文のとおり「価格は高いし、扱いが難しそう。使い方で失敗してダメになるのが怖い」人向けのもの。
 入れ子で3つのお椀で14,175円というのは1つあたりだと5千円以下なので少し安いが、木地が中国産で塗りが輪島ではなく根来なのでそんな価格に抑えられるのではないかと思う。根来塗りは黒漆の地に朱漆をかぶせたもので本来は使っているうちに上塗りの朱がはげて下の黒が見えるというものであるが、最初からそのように見せているこのお椀のような塗り方も根来塗りという。
 高台(お椀の底の支え部分)が高くなく、布の補強は購入条件に合っているのでこれにした。

 一番大きいのはご飯、真ん中のは汁椀、小さいのは今のところぐい飲みに使っているが、ぐい飲みは左の写真のでもそのうち欲しいな、と思っている。

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2006年のGPS


 2006年は高感度GPSが出揃った年だったと言える。GARMINもついにSiRF StarIIIを採用、また初のPND(personal navigation device)nuvi360を出した。

 一方、ぼくの方はGPS不活用の一年で、SUUNTO X9もMio168も活用のないまま、最後にGeko201が壊れるというアクシデントで終わった年でした。
 はたしてこの1年はどんな一年になるのか。SiRF StarIIIも気になるけどみんな高いなあ。

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赤木智子「ぬりものとゴハン」

ぬりものとゴハン
 赤木智子「ぬりものとゴハン」を読んだ。「漆 塗師物語」の作者で輪島塗の塗師(ぬし)である赤木明登の奥さんの本である。
 「漆 塗師物語」が綴る修行時代から現在までを妻の立場から書いたものとも言える。

 楽天的でいいなあ、というのが第一印象。マスコミ編集者の高給を捨て、無給に近い塗師の弟子になった旦那ももちろんであるが、家族もこうでないとこの生活には飛び込めないだろう。
 弟子入りするときに、師匠の岡本さんにわけもわからず頭を下げていた幼少の百ちゃんが、こちらではもう女子高生として登場している。
 都会暮らしに慣れた身にとって、田舎暮らしは相当の決断である。経済的なことはもちろん、日常生活、そして自然。体力と気力がないと決断するのは難しい。
 筆者の赤木夫人は、弟子入り前の旦那を工芸品等の企画を通じて知り合っているので、互いの価値観を理解し、また相当似通っていることも大きい。
 自分の好みや嗜好のままに道具や生活形態を選び、楽しんでいるようで、とても楽しい作品になっているが、ここまで来るには上記のような障害をどれほど乗り越えたのか、はたまた障害とも認識しなかったのか・・・。

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「阿弥陀堂だより」

阿弥陀堂だより
 「阿弥陀堂だより」を見た。
 「東京での多忙な仕事で妻が心の病にかかったのを機に、小説家である夫の故郷、信州へと移り住んだ夫婦。二人は美しい自然と人々との交流の中で、失った何かを取り戻していく。出演は寺尾聰、樋口可南子、田村高廣ほか 」というのがAMAZONの解説。
 派手な事件や波乱万丈のドラマがあるわけではないが、信州飯山の山村の四季の風景をそのまま取り入れ、非常にほっとする作品になっている。2時間を超える作品であるが長さを感じない。BGMとして流しておいても気にならない作品である。


冒頭のシーン。阿弥陀堂からの眺め

 「阿弥陀堂だより」の里へようこそというサイトをロケの舞台となった飯山市が主催している。このサイトによれば撮影のためのセットは阿弥陀堂だけでその他はすべて現有の施設や民家を利用している。セットである阿弥陀堂は撮影当時のまま公開されている。
 飯山など北信はスキーで斑尾に行ったくらいなので、早春の頃に訪ねてみてみたい気がするが、高速でも4時間近くかかるようであり、日帰りはちょっとつらいかなあ。


阿弥陀堂

scale:250000
36/52/52.896,138/26/21.914

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