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藤野英人「スリッパの法則」

スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
 藤野英人「スリッパの法則」を読んだ。
 副題に「プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方」とあるが、究極的には投資信託の勧め、のようにも思える。というと否定的に聞こえるが、中身は面白い。
 書名は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」に迫るなかなかユニークな付け方である。

 著者は野村投信からゴールドマン・サックス等を経由してファンドマネージャーとして独立した方で、氏のサラリーマン時代からの投資候補会社めぐりを通じて得たノウハウを「スリッパの法則」としてまとめたもの。
 「スリッパの法則」とは以前に天声人語でも採り上げられたが、会社に入るのにスリッパに履き替えさせるような会社には投資をするな、というもので、もちろん食品や医者など特定の業種は除く。
「人の話を聞かない社長には投資しない」「社長室の豪華さとその会社の成長性は反比例する」「スリッパに履きかえる会社に投資しても儲からない」「極端に美人の受付嬢がいる会社には問題がある」「相談役のいる会社は成長性が少ない」
 その他にもユニークな法則も多く、それらはAMAZONの「なか見!検索」で目次を参照するとわかる。しかしこれらの法則も法則そのままでは誤解を生むものもあり、ホントウに知りたければやはり本文を読まないといけない。

 まあ、これらの法則を読みながら、取引先や知り合いの社長の顔を思い浮かべて楽しむのも、自社と比較して悲観するのもひとつの遊び方。一方、冒頭に記したとおり、投資信託の勧めと思えるのは、これだけの分析は個人ではできません、ということだ。投資信託は最近こそノーロードといわれる手数料なしのものも増えてきたが、標準的な手数料3%が不安定な収益に比べてどうにも高いと思われ、一度も試したことがない。この本をきっかけに久しぶりに見直しをしてみようか、という気にはなる。

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Tracked on 2006.11.12 at 06:28

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